FC東京練習見学記&群馬vs磐田観戦記~シルバーウィークは新世界~ | てぃふぉーじのある日常〜footballを添えて

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Tifosiのメンバーがサッカーについて勝手気ままにつらつら語るブログ。活動紹介やイベント告知もちょいちょいあります。

どーもーご無沙汰しております菅ですー。
Tifosiにも新顔がどんどん増えて正直僕のことを知らない人ばかりでしょうが、安心してください。知らなくていいですよ!といった感じです。

今回は試合観戦に加えてJリーグクラブの練習見学についても書いてみようと思います。何事も鮮度が命ですものね。


Tifosiでも練習見学に行ってる人はそこそこ見かけていたし、サインもらったり写真撮ったりしてるのを見ていいなぁとは思っていたのですが、なにぶん好きなクラブの練習場は200km以上離れているし、わざわざ平日に行かなくちゃいけないし無理だわと思って諦めていました。
あとなんかサインって貴重なものだからバンバンもらうともったいないよねみたいな謎の意地もありました。

しかし、とある筋から現FC東京の前田遼一選手はジュビロ時代のユニにもサインしてくれることを知り、シルバーウィークに群馬でジュビロの試合があることに気付き、4ヶ月以上ジュビロの試合を見に行ってないことを鑑みた結果、関東行くしかないやんけ!という結論に至りました。



9/22
夜行バスの旅を経て練習場の小平まで向かったわけですが、行きのバスですでに青赤を身につけた子供連れの家族を見かけ、(え、練習見学ってそんなポピュラーなの)とビビりました。しかも到着すると100人ぐらいのギャラリーがおり、(これが地域密着ってやつか!)とちょっとテンション上がりました。
選手たちはウォームアップ中で、この時点では(プロの基礎練こんなんかー)とか(リフティング落とさんなー)ぐらいの感想しかなかったのですが、次のシュート練習で完全に度肝を抜かれました。

DFのいないパターン練習だけあってパススピードがむちゃくちゃ速く、シュートスピードも間近で見ると信じられないくらい速いではありませんか。インサイドで打ってるのに嘘みたいに速い。そしてそのシュートに反応するプロのGKの迫力ね。
当たり前ですけど、Jリーガーって本当にトッププロなんだなとw
本当にアホな感想ですけど心から感じました。サッカーやってる子供がいたら、絶対に一度は見せておくべきですね。あれを見るのと見ないのでは取り組む意識が全然違うと思います。軽い気持ちでJリーガーになりたいって言ってた小3ぐらいまでの自分を反省しました。
いや別に自分がJリーグで通用すると思ってたとかではなくね、それくらいの衝撃だったってことです。本土の子供はいいなー。目標が出来ますもんね。
前田ばっか見てましたけど、やっぱシュートくそ上手いし。そりゃそうだけどさ。改めてびっくりでした。

そして練習を終えるとお待ちかねのファンサービス。噂には聞いてたけど本当に選手がサインペンを持参して来てくれるんすね。超サインもらえますね。
F東サポじゃないんで前田が出てくるまでは遠慮して列に並ばなかったのですが、出てくるメンツが東だの米本だの森重だの一流選手ばっかりで天上界のすごさに打ちのめされていました。そしてブラダ・アブラモフのイケメンなことイケメンなこと。イタリア人はずるい。高秀先生も小顔イケメン。米本は写真に写る少しぎこちない笑顔がいい人感MAX。
前田はお馴染みの練習後のクールダウンが長くて待ちわびたのですが、ちゃんとサインいただきました。

しかもおそらく20ではなく18と書いてくれています。右下部分。マジで感無量でした。あんな近くで前田と話せるなんて夢にも思わなかった。
握手してもらいながら頑張って下さいと言うと笑顔でありがとうと返してくれました。いい人っ!見た目はちょっと怖いけどいい人っ!
あとサインもらうときに横の女の人にユニ引っ張るのを手伝ってもらいました。サポーターもいい人!
この日はホクホク顔で帰りました。いつかジュビロの選手からいっぱいサインもらいたいな。
ちなみにこの日の午後練は人が多すぎて握手だけだったそうなので運も良かったです。
練習見学オススメッス。みんな知ってるわ!どんだけ今さらな結論だ!!


9/23
ゴン中山の誕生日だよ。早起きして群馬に向かいました。東京~埼玉ぐらいの駅ではまだ若干ビビりつつも北に向かうにつれて周りがのどかになっていき心も落ち着きます。僕もいい歳なので、将来こういう街に住むとしたらどうだろうという想像をしながら電車に乗っていました。哀愁がありますね。
正田醤油スタジアム群馬に着くと、65歳以上の地域選抜?の試合をしていて、また先の人生を想像してしまいました。よくないですね。
この試合が当たり前ながらのんびりしたもので、観客のテンションもまったりしていて、今までサッカーを見に行ったなかで一番緩い雰囲気でした。とにかく天気が良くて暖かくて、マイクもしょっちゅう途切れて、でもみんな気にしてないみたいな。



スタグルはチーズドッグを食べました。普通に美味しかったです。



前橋市のゆるキャラ「ころとん」です。今回の遠征の2番目の収穫はこやつかもしれません。「丸いものはかわいい」という論文でイグノーベル賞狙いにいこうと思ってオレ。小学生にどつかれまくってたけど。
でもなんか、前橋の名産品とはいえ、最終的に屠殺される動物をマスコットにするのは今考えるとなんかアレだな!ソーセージ食ったしねオレ!

前橋市民招待+マスコミ3社協賛デー的な何か+漫画とのコラボを実施していただけあってメイン、バックはほぼ満員。その観衆の目の前で、試合前の挨拶をしに出てきたお偉いさん4人中2人が「ザ、スパ、クサツ」と発音するという大失態。関係者一同のご心痛お察し申し上げます。田舎だからね、権力者の顔を立てなきゃいけないんだよね、でもおっさん達はザスパに興味なかったんだろうね。実際「THE SPA」だからそう読んじゃったんだね。周りのジュビロサポ大爆笑してたよ。ごめんね。
でもオレは笑わなかったよ。むしろ一緒になって頭抱えてた。さながらブンブンブラウで大泉を見守る藤村Dのような気持ちだったよ。



ぼかぁデブでもヒゲでもないけど、人間愛みたいなものは藤村くんに負けてないと思うぞぉ。泣くなよ!サポーターが照らしてやれって!
スタンドの1万人以上のお客さんはきっと「ザスパ」ってしっかり読めると思う。ザスパって一息で言うと思う。


そんな波乱の中で始まった試合は、前半に最近ちょっと意識が変わったらしい小林祐希のプレッシングから今年は40番来年は(磐田の)10番の川辺がミドルを決めて先制しますが、もうスタジアム全体がのどかでならなくて試合もふわふわした感じでした。

後半もふわふわと入った磐田は次第にボールを保持できなくなり、押され始めます。CKの混戦を押し込まれて同点、一対一で張り切りすぎたカミックがかわされて逆転、満員のスタンド大歓喜と群馬サイドの筋書き通りの光景が眼前に広がります。
しかし2年目にしてJ2の名レスラーへ駆け上がりつつある我らがジュビロ磐田、受けの美学を知っています。駒野、松浦、中村を立て続けに投入して引いた群馬に襲い掛かり、太田の同点ゴールからの駒野の逆転FKで勝負ありです。4分で逆転されてからの3分で再逆転。まるでプロレスの返し技のような。知らんけど。



遠方アウェイでものすごい勝ち方をして待っていたのは最高の週半ばだった!と思いきや8月から9月にかけてというか4月からずっとというか、個人的にずっと波乱の日々だったので正直そろそろパトラッシュに睡眠を申告したいくらいでして、前々夜はバスであんま寝れず⇒前夜は同級生と飲み会⇒早朝から移動で僕もう疲れたんだ状態だったしそもそも前田のサインもらえてるし、なんかこうそこまで燃えない感じだったのがもったいないなあって思います。あ、でも観戦記書きながらやっぱ嬉しいなってちょっと思い始めてます。

試合後は東京の親戚の家に初めて行ってカレーをご馳走になりました。そこでわかったのはやはり槇村さとるは最高だということでした。「おいしい関係」の続きを読みたいのでまた遊びに行きたいと思います。なんの報告だ!!!



<今日の一曲>Yellow Studs「言葉にならない」
ヒットチャートを見渡してみろ!下品な見た目のチンピラ集団、話題作りで食いつなぐ女子の学芸会、既得権益の口パク集団!
バンドシーンを見渡してみろ!等身大を気取った4人組が、スカスカのギターとサビの4つ打ちで「踊れる」「共感できる」の量産品!個性も何もねえ!
本物の音楽と向き合え!