今日は3回目のマニュアルハンドリングのクラス。

学校のすぐ隣にある

インディペンデントリビングセンターに行ってきました。

研修のときもいったし、

下見にもいったし、

いったい何回行くんだよ!?


今日説明してくれたOTさんは

研修のときもしっかり説明してくれてました。


今日はリフターの使い方の講習。

何千回と慣れているとはいえ、

毎回講習を受けるたびに

ほんとにほんとにほーーーーーんとに細かい癖を直されます。


やっぱり年に一度の再講習は絶対に必要!

と身にしみました。


うっかりのいつもの癖も

しっかり直され。

(OTさんと学校のマニュアルハンドリングの先生に

姿勢から手の置き方から、リフターの動かせ方までしっかりチェックされております)


またまた新しい技法を学びました。

それは、明日書きます。(長くなるので明日の分に回しただけ(爆))




それはそうと、

私も勉強不足だったんですが、

「ノーリフティングポリシーが制定されたのは2008年」だそうです!


それ以前はビクトリア州では1998年ごろから、

サウスオーストラリア州では2003年ごろから


リフター導入を試みていたようですが、

やはりやるひと、ところはやるけど、全員がやっていたわけではなかったらしい。

(それでも雇用主側にも労災額支払い義務があるため、
リフターを自主的に入れていたところは多数あったと思われる)


それが2008年になって法律が制定されたために

全員が使わないといけないことになったそうです。

(学校の先生の話)


ちょうど私がNZからオーストラリアに来たのが2008年9月。

そりゃ、介護器具が整っているはずですわ。


しかしながら、シニアの介護士も

リフターやスライドシートなどなども手馴れたものだったし、

PTさんもマニュアルハンドリングを

当然のように教えてくれたから、ずっと前から導入されていたものだと

思い込んでいました。(自主的に施設で導入していたかもしれないが)



今日、リフターの使い方を教えてくれた先生は

「12年も介護士やってから、すでに腰痛が。。。」

といって、経験をベースにした「自分の体をきちんと守れ」感がにじみ出ており、

格別細かいところまで丁寧に教えてくれました。


彼はちょっと前傾になっただけでも、

「腰痛いから、俺はこの姿勢が出来ない。→スクワットか騎士ポジションで」

といってました。


気になったので、

「リフター導入以前の介護テクはどんなんだったの?」と聞いてみたところ、

お察しのとおり、

自分の体を使って、入居者を移乗したり、移動したりしてたよ。


だそうで。。。

そりゃ、体壊しますわな。。。

だって、体格が。。。日本のおばあちゃんの1.5~2倍はあるんですもの。

(だからって日本は持ち上げて良いとはいいませんよ!!)



しかも、ノーリフトポリシー以前は

自主的に入れていたリフターだったので、

メーカー側も改善、改良があまりなされなかったらしく、

スタンディングリフターは介護者の手で巻くマニュアル式(私もやったことあるが結構しんどい)

しかも、鉄のチェーン!重い!!!!そして、時間がかかったとのこと。

(それじゃ、みんなやらなくなるよね)



まだまだ聞きたいことはたくさんあったのに、

終わりの時間が来てしまい、聞けなかった!(悔しい)


来週までマニュアルハンドリングが続くので

来週もまたちくちくと質問を先生に投げかけたいと思います。


先生たちはみんな、ナースとして何十年も働いてきた

ミッドエイジのお姉さまばっかりなので、

昔のことを聞けばきっと誰でも教えてくれるでしょう。



授業に出る楽しみがまた増えました。

それでは、

明日はマニュアルハンドリング、リフター編 アドバンスを書きまーす。




イラスト ニョエ https://www.facebook.com/Noenoe-art-work-507839949253834/?fref=ts