オーストラリアではリフターおよびスライドシート使用には
介護士は必ず二人必要です。
これはオーストラリアでは常識なんですが、
日本では何とか一人で出来ないかと考えている施設が多いと聞きます。
私は以前よりそれは事故の確率が増えるからやめた方がいいと
声を大にしていっておりますが(いや、ブログだから声は聞こえないけど)
「なぜ一人ではできないのか」という疑問を
以前、マニュアルハンドリングのインストラクターコースで
先生に投げかけてみたんですが、
常識過ぎて先生にも答えられない。。。
なんてことがありました。
先生も当てにならないので。。。
自分の見解を話します。
実際にやってる立場から言うと、
リフター一人で使用したら、
事故率が増すどころか、
ぶら下がってる入居者+リフターの重さ(床走行式)で
押したり、まがったりするだけで
介護士の腰痛は違うところで増えると思います。
リフター二人で使用というのは
リフターの上がり下がりを
二人でする、
というところだけなので、
実際に
スリングをつけて、
リフターにかけるところ、
もしくは
使用し終わって
スリングをはずすところは
一人でもOKです。(でもやっぱり二人のほうが安全です)
なので、
上下する間だけ、
二人介護士ってだけなんですけど、
やっぱりそれも難しいのかな。。。
事故についてなんですが、
なぜ事故が増えると思うか、ってことなんですが、
私の考えを説明します。
まず、二人のほうが安定感が増します。
なので、入居者自体の安心感も増します。
一人がリフターを実際に操作し、
もう一人が入居者のふくらはぎのしたや
どこか足を触っているので安心しますし、
ぐらぐら感も軽減できます。
特に曲がるときは入居者自体も振れることがおおいので、
実際に足を安定させながら曲がることは重要です。
それと、
マニュアルハンドリングの基本として、
周りの環境を確認して、何も危ないもの、障害物なんかがないことを確認するんですが、
たとえば、
小さなごみ、かみ、
ヘアピン、靴、
机の脚、
ペン、電気のコード
ゴミ箱、杖、しょうとう台(←漢字忘れた(恥))
シーツなどの引きずり
などなどなどなど
ほんの小さなものでも走行の障害になります。
それを無理に乗り越えようとすると。。。。
想像してください。
入居者がどれだけ振られるか。
怖いです。
危険です。
でも、そのホンノ小さなチェックって
よく忘れるんです。
入居者が上がりきって、
動こうと思ってから見つけちゃうんです。
あ、あれが邪魔だな。。。って。
そうゆうときに
一人介助だとどうなりますか?
確実に入居者から目を離すことになります。
その一瞬のとき、
入居者が動いたりしたらどうなりますか?
気づかないうちに大事故の原因になりえます。
きちんと4つの目で見て
危険なら、元の位置に戻して最初からやり直すことも
本当に重要です。
安全確認、二人のほうが確実に増しますから。
一人介助、やっぱり私はお勧めしません。

イラスト ニョエ https://www.facebook.com/Noenoe-art-work-507839949253834/?fref=ts
介護士は必ず二人必要です。
これはオーストラリアでは常識なんですが、
日本では何とか一人で出来ないかと考えている施設が多いと聞きます。
私は以前よりそれは事故の確率が増えるからやめた方がいいと
声を大にしていっておりますが(いや、ブログだから声は聞こえないけど)
「なぜ一人ではできないのか」という疑問を
以前、マニュアルハンドリングのインストラクターコースで
先生に投げかけてみたんですが、
常識過ぎて先生にも答えられない。。。
なんてことがありました。
先生も当てにならないので。。。
自分の見解を話します。
実際にやってる立場から言うと、
リフター一人で使用したら、
事故率が増すどころか、
ぶら下がってる入居者+リフターの重さ(床走行式)で
押したり、まがったりするだけで
介護士の腰痛は違うところで増えると思います。
リフター二人で使用というのは
リフターの上がり下がりを
二人でする、
というところだけなので、
実際に
スリングをつけて、
リフターにかけるところ、
もしくは
使用し終わって
スリングをはずすところは
一人でもOKです。(でもやっぱり二人のほうが安全です)
なので、
上下する間だけ、
二人介護士ってだけなんですけど、
やっぱりそれも難しいのかな。。。
事故についてなんですが、
なぜ事故が増えると思うか、ってことなんですが、
私の考えを説明します。
まず、二人のほうが安定感が増します。
なので、入居者自体の安心感も増します。
一人がリフターを実際に操作し、
もう一人が入居者のふくらはぎのしたや
どこか足を触っているので安心しますし、
ぐらぐら感も軽減できます。
特に曲がるときは入居者自体も振れることがおおいので、
実際に足を安定させながら曲がることは重要です。
それと、
マニュアルハンドリングの基本として、
周りの環境を確認して、何も危ないもの、障害物なんかがないことを確認するんですが、
たとえば、
小さなごみ、かみ、
ヘアピン、靴、
机の脚、
ペン、電気のコード
ゴミ箱、杖、しょうとう台(←漢字忘れた(恥))
シーツなどの引きずり
などなどなどなど
ほんの小さなものでも走行の障害になります。
それを無理に乗り越えようとすると。。。。
想像してください。
入居者がどれだけ振られるか。
怖いです。
危険です。
でも、そのホンノ小さなチェックって
よく忘れるんです。
入居者が上がりきって、
動こうと思ってから見つけちゃうんです。
あ、あれが邪魔だな。。。って。
そうゆうときに
一人介助だとどうなりますか?
確実に入居者から目を離すことになります。
その一瞬のとき、
入居者が動いたりしたらどうなりますか?
気づかないうちに大事故の原因になりえます。
きちんと4つの目で見て
危険なら、元の位置に戻して最初からやり直すことも
本当に重要です。
安全確認、二人のほうが確実に増しますから。
一人介助、やっぱり私はお勧めしません。

イラスト ニョエ https://www.facebook.com/Noenoe-art-work-507839949253834/?fref=ts