昨日の備忘録の続き。


とにかく、今回の研修は

いろんな方にお話を伺いました。


興味深かったのは

施設でのマニュアルハンドリング(介護器具を使ってのボディメカ二クス)

の教育や

リスクアセスメント、改善などを

具体的にどのようにやっているかを知れたこと。


姿勢から、

環境のチェック、

手順、

安全確認などの項目がものすごく細かくあって、

一度実際のマニュアルハンドリング講習を受けて


それから毎日のように使っていたら、


そのチェック項目があるだけで、

十分再評価が出来る仕組みになってました。
(施設や組織によって違いますが)


マニュアルハンドリングはノーリフトポリシーという法律に起因しており、

労働安全衛生とのかかわりが密接です。



リスクアセスメントも

どのリスクがどのようにあるか、

というのを細かくチェックしていき、

最後にはどこに問題があるかというのを

認識できる→改善できる

というチェックシートを頂きました。



これは役立つ!!!

コンフィデンシャルなので、具体的にはかけませんけど。


実際、オーストラリアで労働安全衛生や

リスクマネージメントなどをかじってみると


日本の

「周知徹底させます」とか、「今度から同じことが起こらないように気をつけます」

なんて言葉は


リスクマネージメントにはまったくなっていない

ということがわかります。


リスクマネージメントは

誰がやっても事故が起こらないように環境や人員整備や

チェックリストなんかを整えることをいうんです。

かなりざっくりいいましたけども。。。


「この人は出来るけど、新人は出来ない」

っていうんじゃ、リスクマネージメントにはなりません。


できるようにトレーニングを施すのも

リスクマネージメントの一種とも言いますが。




ちなみに、マニュアルハンドリングの先生を施設でやるのは

理学療法士さんか

ナースの上のほうの人がおおいです。


年に一回かならずマニュアルハンドリング講習は施設でやらないといけないのでね。
(これは規則で決まっています)



次回は

なぜリフターは二人使用なのか、について。