うちの母とスカイプをし、
時々、うちのおばあの情報を手に入れております。
最近、耳がものすごい勢いで遠くなってきたらしく、
テレビの音が爆音、
近所の人とも大きな声で話さなくてはならず、
「内緒話ができんでなぁ」
といっていたおばあでしたが、
やっぱり気になるらしく、
法事で人が集まることを機に、
補聴器を買うことにしたそうです。
最初は興味本位で見に行くだけ~~
といいながらお店にいったらしいのですが、
店員さんのある一言で、購入を決定。
それは。
「耳が遠くなると認知症になる率が高まるそうですよ~」
だそうだ。
認知症という言葉には超敏感なおばあは
すかさず、
「認知症だけにはなりたくない!!!
」
と購入することに決めたそうな。
重度の認知症で家は家でなく、「家に帰る~~~!!」
と家から逃亡する生活を送っていたおじいを
2年余りの間、介護したのは何を隠そう、このおばあ。
それは、もう大変で。
初期なんて、車運転中に迷子になり。
運よく人に聞いて軌道修正したからいいものの。
ここは家じゃないといって2時間徘徊した挙句、
昔から使っていた大きな乳母車
こんな感じ

こちらから画像をお借りました。
http://saitou88.blog103.fc2.com/blog-entry-492.html
に疲れて動けなくなったおじいをいれ、
押して帰ってきたおばあもぐたぐたなはずなのに、
家事もしなければならないおばあは
睡眠時間も短く。
日に日に失禁衣類も増えたり。
デイサービスも申し込んだものの、
仕事だと思って言っていたおじいは、
給料ももらえないことに
「せんがねぇでいかへん」(やりがいがないからいかない)
とごねだし。
ショートステイにいけば、
カーテンやたんすを破壊し
弁償し、
長年うらみつらみのある近所のおじいさんと
職員を混同したらしく
殴ってしまって、ショートステイも拒否され。
それはそれは大変な2年間(2年でまだましじゃんと思われる方もいるでしょうが、
そのときおばあは80歳。一人では本当につらかったと思う)
おじいは90歳になるほんの数日前になくなりましたが、
危篤になって
「延命しますか、どうしますか」
ときかれたおばあは、それでも、
「あと数日でも何とかお願いします」
と答えたそうな。
いくら介護が大変だったとしても
すんなり逝かせるのは罪悪感があったのでしょう。
なくなって、お葬式が終わって、
空の巣症候群?燃え尽き症候群?
になってしまったおばあは、
しばらく、しばらくといっても
もう1年とかの単位。
出歩きませんでした。
2年の疲れを癒すのに
年単位で復活にかかるとは。。。
そんな過去のトラウマがあるおばあは
「認知症だけはぜぇったい嫌~~~~~~~~!!!!!!」
だそうです。
がんばれおばあ。
その意地があれば、
もうしばらくは大丈夫かな。
でも。
孫は思う。
おばあ、きっと補聴器は使わないんでないかい?
たんすの肥やしにしないようにね。
その28万が出せるなら、
孫がオーストラリアから帰国するカンパをお願いしたい。
時々、うちのおばあの情報を手に入れております。
最近、耳がものすごい勢いで遠くなってきたらしく、
テレビの音が爆音、
近所の人とも大きな声で話さなくてはならず、
「内緒話ができんでなぁ」
といっていたおばあでしたが、
やっぱり気になるらしく、
法事で人が集まることを機に、
補聴器を買うことにしたそうです。
最初は興味本位で見に行くだけ~~
といいながらお店にいったらしいのですが、
店員さんのある一言で、購入を決定。
それは。
「耳が遠くなると認知症になる率が高まるそうですよ~」
だそうだ。
認知症という言葉には超敏感なおばあは
すかさず、
「認知症だけにはなりたくない!!!

と購入することに決めたそうな。
重度の認知症で家は家でなく、「家に帰る~~~!!」
と家から逃亡する生活を送っていたおじいを
2年余りの間、介護したのは何を隠そう、このおばあ。
それは、もう大変で。
初期なんて、車運転中に迷子になり。
運よく人に聞いて軌道修正したからいいものの。
ここは家じゃないといって2時間徘徊した挙句、
昔から使っていた大きな乳母車
こんな感じ

こちらから画像をお借りました。
http://saitou88.blog103.fc2.com/blog-entry-492.html
に疲れて動けなくなったおじいをいれ、
押して帰ってきたおばあもぐたぐたなはずなのに、
家事もしなければならないおばあは
睡眠時間も短く。
日に日に失禁衣類も増えたり。
デイサービスも申し込んだものの、
仕事だと思って言っていたおじいは、
給料ももらえないことに
「せんがねぇでいかへん」(やりがいがないからいかない)
とごねだし。
ショートステイにいけば、
カーテンやたんすを破壊し
弁償し、
長年うらみつらみのある近所のおじいさんと
職員を混同したらしく
殴ってしまって、ショートステイも拒否され。
それはそれは大変な2年間(2年でまだましじゃんと思われる方もいるでしょうが、
そのときおばあは80歳。一人では本当につらかったと思う)
おじいは90歳になるほんの数日前になくなりましたが、
危篤になって
「延命しますか、どうしますか」
ときかれたおばあは、それでも、
「あと数日でも何とかお願いします」
と答えたそうな。
いくら介護が大変だったとしても
すんなり逝かせるのは罪悪感があったのでしょう。
なくなって、お葬式が終わって、
空の巣症候群?燃え尽き症候群?
になってしまったおばあは、
しばらく、しばらくといっても
もう1年とかの単位。
出歩きませんでした。
2年の疲れを癒すのに
年単位で復活にかかるとは。。。
そんな過去のトラウマがあるおばあは
「認知症だけはぜぇったい嫌~~~~~~~~!!!!!!」
だそうです。
がんばれおばあ。
その意地があれば、
もうしばらくは大丈夫かな。
でも。
孫は思う。
おばあ、きっと補聴器は使わないんでないかい?
たんすの肥やしにしないようにね。
その28万が出せるなら、
孫がオーストラリアから帰国するカンパをお願いしたい。