昨日の記事の続き。

どうしたら、「虐待」や「暴言」を防げるか。


それにはやはり、

「ワークカルチャー」を変えていくことです。


「ワークカルチャー」を変えるということは

みんなの意識を変えるということです。


それにはやはり、上司は知らんふりはできません。

責任者が必ず報告、相談を聞くこと、

それに対して対処をすること。


絶対にやってはいけないことには

厳しい処罰もやむをえないこと。



オーストラリアには「マンダトリーレポーティング」(報告の義務)があります。

虐待、暴言は報告するのは当たり前。

見たものも、そう疑われるものを発見したとき(入居者の皮膚に怪しいあざを発見したとか)

そう言ったときも

全部上司に報告する義務があります。


と同時に、

マニュアルハンドリング(福祉器具を使ったボディメカニクス)で

間違ったやり方を強要されたとき等も

報告することになっています。


とにかく、

「間違っていることをしていたら、報告する!」

というのが鉄則。


報告をしやすくするというのも上司の役目ではないでしょうか。

そして対処は敏速に。

敏速にできなければ、なぜできないのかを現場に連絡しないと

「結局言っても意味がない」

ということになります。

そして、「報告が来ない」→「上司は何もしない」というのが

その施設のワークカルチャーに

なってしまうのです。。。


上司が理想の介護のビジョンを持っていること。

それもワークカルチャーに多大な影響を与えます。

ただし、現場の人間がきちんと付いてきている、ということが条件。

上司だけがひとりで突っ走ってしまっていても

意味はありませんからね。



それと、普段からのコミュニケーション。

普段からしゃべりやすい上司であれば、

連絡も密にできます。

もちろん、友達感覚ではいけませんので、

メリハリは必要ですけども。


上司の皆さん、

まさか、入居者の名前、顔、

職員の名前、顔、

わかってないなんていいませんよね?


そんなことも知らずに

現場にまかせきりにしていると

あなたの施設も、大阪の施設と同じ事件起こすかもしれませんよ?


ぜひ明日から、

フロアに行って、皆さんとお話してみてください。