団地の四階
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2010

遅まきながら、去年よく聴いた曲を紹介したい。

リリースやUPが去年でない曲も混じったかなりアバウトなリスト。


Stain The Dark Side  QN from SIMI..LAB

Question Machine  QN from SIMI..LAB feat’OMSB’eats

Mid Night Pcycho Killer  QN from SIMI..LAB

SHOCHU,ROOBEE,SAKE  L-VOKAL, SHINGO★西成, 鎮座ドープネス

Come On!!!!!!!!  RHYMESTER

うれしくって抱きあうよ  YUKI

sad song(from LIVETEPE Soundtrack)  前野健太

口ずさめる様に  神聖かまってちゃん

Gee  少女時代

Round and Round  Ariel Pinks Haunted Grafitti


順番は適当である。

こうして見ると、ほとんどネットで遭遇した曲ばかりだ。




動くな、死ね、甦れ!

新百合ヶ丘アルテリオシネマで、1989年のロシア映画「動くな、死ね、甦れ!」をみてきました。

この映画、1989年なのに白黒なんですよね。見ている最中はもっと大昔の映画だと思ってました。

映画は全然詳しくないですが、強く印象に残ったので感想を書きます。



舞台は第2次世界大戦直後のソ連、極東にある炭鉱と収容所の町スーチャン。

この映画は荒々しい。まるでハードコア音楽のようなガヤ声が響き渡り、神経がささくれた大人たちが沢山登場する。
そんななかで暮らす悪ガキの成長を描いたこの作品は、見る者に激突し、容赦なくぶん殴ってくる。


緊張感がすごい。広い意味での暴力が日常にべったりと貼り付いている。

そんななかで、子供達が活発に遊ぶ。主人公の12歳の少年が本当によく走る。
監督が守護天使と称すヒロインと主人公の関係は、コメディのようにも写り、僕はニヤニヤしてしまった。
ぼくはこのヒロインの彼女が画面上にいないと不安で仕方ないくらいだった。


背伸びしていきがる主人公は、とても感受性に優れているのだが、この町で感受性の豊かさは彼を不安にし、極端な行動に向かわせてしまう。
彼は完全に子供だ。まだ12歳だ。一人じゃ何もできない。


一方ヒロインはたくましい。
12歳の少女とは思えない行動力で、彼をいつも救ってくれる。
多分、登場人物で主人公を、真っ直ぐ愛しているのは彼女だけだろう。
そして、彼女は少し超越的だ。
この映画は監督の自伝的映画だという。守護天使、12歳のカネフスキー監督には、そう見えたのだから、そう描いたのだろう。


この映画は音楽も素晴らしい。収容所に収容されている、日本人捕虜の鼻歌(民謡)がところどころ流れてくる。
この民謡はスーチャンの景色になんともミスマッチで、映画全体に得体の知れない不穏さを漂わす。
それは主人公の、揺れ動く心情風景まで滲み出さす。


その主人公とヒロインの二人の気持ちはなかなか重ならない(主人公が子供すぎる)。
気持ちが一番近づいたシーンでの彼女の表情がなんともいえない。
間髪入れず、二人の世界に銃声が響き、世界はまた気のふれた表情を見せ、この映画は終わる。
突き放した、残酷すぎるラストのコントラスト。
人間の理解を軽々と越える、立ち尽くすしかないとはこのことだ。


そこで、冷水をぶっ掛けられ現実に戻される。


気がつけば頭痛がひどい、ぼくはバファリンを飲んで大人しく寝たのだった。


さよなら昨日/レイト

記念すべき?なのか分からないですが初めての記事。おととい初めてちゃんとアルバムを聴いたレイトについて書いておこうと思う。

さよなら昨日/レイト

ぼくがこのアーティストの音源に最初にふれたのは、確か去年の初めくらいだった。 いじめられっ子の生活を、ステレオタイプではあるが細かいディテールを積み重ねて描いた歌詞と、その子供のような声は、やはり同時代を生きるぼくに鮮烈な印象を残した。 みんなが気にしているっぽい音のチープさも、身の丈にあっているような気がして好印象だった。 ただ、もはや自分には必要ないタイプの音楽だと思ったのも事実で、アルバムを購入するには到らなかったが、頭の片隅に残っていた。

今回、このミニアルバムを近所のツタヤで見つけたので、おっと思い、気になって借りてしまった。

まず、前に比べて歌詞が抽象的になっている気がする。上記の時に聴いた5,6曲は、もっと具体的だった。歌われること自体は、いじめられっ子だったり、リア充への複雑な眼差しだったりと、やはりステレオタイプな弱者というのは変わらないのだが、ディテールの積み重ねが少ないのが影響し、あまり説得力を感じない。なかには希望らしきものを提示している曲もあるのだが、それも少し予定調和なかんじがしてしまう。昔ぼくが聴いた、いくつかの曲より明らかに生々しさがない。なんでだろう。要因を挙げるなら、トラックの音質によるところが大きい。前よりマシな分、ある意味前よりチャチ。神聖かまってちゃんがCDアルバムで力を発揮できなかったのと似たようなことが起こっているような。個人的には打ち込みでヘビィロックみたいなのやられても冷めるというのもある。このサウンドは厳しい。ラッパーとしてはおもしろいだけに、もっとドープなトラックで聴きたいというのが本音です。


ベストは少々短絡的だが、ダメダメ生活の描写に優れたトラック8の”駄目”かな。しかし本当のベストはトラック9の表題曲の猫眠るのリミックス。レイトのステレオタイプなシリアスへのアンチとして響いてしまうほど、肩の力の抜けたかんじがたまらない。

それにしても、このミニアルバム、ヒップホップ臭がしない。文系ラッパーを使って他のラッパーを貶めるのをたまに見るが、レイトでしないほうがいいです。それは多分あなたがロックが好きなだけだから。