李さんはいろいろなことを先生から教わってる。


しかし、多くは練習をしない。


気に入ったものをいくつか練習しているだけだ。


つまらなくなったら、ほかのものを気分転換にする程度だといっていた。


李さんは働いている。


専門家だが、食堂の店員でもある。


だから、身を守る練習も生活に根付いているという。


李さんはけんかなどには目もくれない。


李さんは自分の生活を守るということだけのために拳法をしているといった。


先生もだ。


だから、考え方が現実的だ。


無駄な一撃は悲劇だという。


悲劇にしかならない。


怒りを増幅させ、反撃のエネルギーを与えるからだ。


だから、最小限で相手を仕留めていくという。


練習の仕方も現実的で、そこには術しかない。


道はないといった。


一撃で相手を仕留めるという、意味すら日本にはなかった。


一撃などはや無意味な現実だろうと思っていた。


しかし、吹き飛ぶチンピラは道場破りをみると、現実であることがわかる。


その方法は容易にはおしえない。


しかし、新宿大久保病院の外来には、いろいろな奴らがこの人たちや仲間によって、送り込まれていた。


先生たちはけっして、練習をみせないし、かたらない。


李さんもだ。


太極拳としかいわない。


しかし、それだけではない。


ほかにもいっぱいある。


しかし、太極拳としかいわなかった。


俺は李さんからいくつかのものを教えてもらっている。


しかし、人に言わないという誓約をしたからだ。


李さんは、古式の八卦を使う専門家だった。


先生は、その伝承者だった。


先生の、そのまわりはかつて台湾で軍隊にいた人たちの外部団体だった。


そこには、いろいろな歴史の秘部が詰まっていた。