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12月31日の誕生魚「ワカサギ」
魚言葉「意味不明」
Movie:ワカサギ
https://www.youtube.com/watch?v=hxsPLSjFpUM
解説:
ワカサギ(公魚、?、若鷺、学名 Hypomesus nipponensis)は、キュウリウオ目キュウリウオ科の魚類の一種。日本の内湾や湖に生息する硬骨魚で、食用魚でもある。
名称
別名 アマサギ(山陰地方)、オオワカ、コワカ、サイカチ、サギ、シラサギ、シロイオ、メソグリなど
漢字で「公魚」と書くのは、かつての常陸国麻生藩が徳川11代将軍徳川家斉に年貢として霞ヶ浦のワカサギを納め、公儀御用魚とされたことに由来する。
分布
本来の分布域は、太平洋側は千葉県以北、日本海側では島根県以北の北日本、北海道で、日本以外ではカリフォルニア州にも分布する。
水質が悪い状況や低水温や塩分に対して広い適応力があり、食用魚としての需要も高いことから、日本各地の湖やダムなどでも放流された個体が定着している。
1910年代に水産動物学者の雨宮育作が、霞ヶ浦のワカサギを山中湖、諏訪湖へ移植し、各地の湖沼に普及した経緯がある。
今や、南西諸島と伊豆・小笠原諸島を除く全国に分布域を広げている。鹿児島が南限とされている。
形態
成魚の全長は15cmほど。体は細長く、各ひれは小さい。背びれの後ろには小さなあぶらびれがある。
また、背びれは腹びれより少しだけ後ろについていることで近縁種のチカと区別できる。あぶらびれの大きいイシカリワカサギという近縁種もいる。
生態
成長期に降海する遡河回遊型(両側回遊型)と生涯を淡水で生活陸封型が存在し、遡河回遊型は孵化後降海するが一定期間汽水域で過ごし海水中での生活をする。従って、生息域は内湾(沿岸海域)、汽水域、河川、湖などである。
産卵の為に河川を遡上する際は淡水順応を行わず、一気に遡上し、産卵、降海までを2時間程度で行っているとする研究がある。
地域にもよるが産卵期は冬から春にかけてで、この時期になると大群をなして河川を遡り、淡水中の水草や枯れ木などに付着性の卵を産みつける。
卵は1mmほどで、1匹の産卵数は1000粒から2万粒にも達する。
寿命は1年で、産卵が終わった親魚は死んでしまうが、北海道、野尻湖、仁科三湖など寒冷な地域では2年魚、3年魚も見られる。
食性は肉食性で、ケンミジンコやヨコエビなどの動物プランクトンや魚卵や稚魚などを捕食する。 一方、魚食性の大型魚類(オオクチバス、コクチバス、ニジマス、ヒメマスなど)や水辺を生息域とするサギなど鳥類に捕食されている。
富栄養化などの水質汚濁に対する適応力が高く、そのような湖沼でふつうに見られる。水質良好であることを表現する意図で「ワカサギが棲める○○湖(沼)」といった解説がなされることがあるが、むしろ「ワカサギしか棲めない」とみる方が妥当な場合もある。