【深夜2時、東広島バイパスの入り口へ】
東広島バイパスは、法的には自転車も歩行者も通れるバイパス。
しかし、交通量の多さと路肩の狭さ故に、車以外の通行は皆無と言って良い。
たまに通れば車からクラクションならされて迷惑がられたり、通報されたりするらしい。
【トンネル突入。狭いところでは、路肩(車線と壁の間)は50cm未満】
そんな東広島バイパスを深夜に黙々と歩いていたら、背後からパトカーが一台急接近。
「すいません、立ち止まってください」とアナウンス。
言われたとおりその場に立ち止まり、下りてきた二人の警官に対して開口一番に、
「ここは歩行者OKですよね?」
と聞くと、
「はい、歩行者も通れます。」
と言う。
「では何か?」
と問うと、
「あの・・・、通報がありまして・・・」
と言う。
「でも歩行者OKですよね?」
と問うと、
「はい。ですから・・・、気を付けてお通りくださいとしか言えないんですけどね・・・。」
と言う。
何しに来たんだ?この人達は?
そうこうしているうちに、パトカーがもう一台現れ、4人の警察官に囲まれた。
何の問題も無い歩行者相手に、パトカー2台。警官4名。
「一応身分証明だけお願いしたいんですけど?」
と言われたので、
「身分証は何も持ってませんよ」
と言うと、
「・・・ですよね。あまり持ち歩かないほうが良いですもんね」
と言われた。
「・・・。」
平和だな~。ニッポンは。
って思いながら、オレはシャッターを切った。