荻野 彰ときゅーにーに。Vo.恒吉
OverTheDogsのワンマンライブ「バカの日」まで、あと1週間を切った。
荻野 彰が「本物のバカ」になった、9月22日。
知らない人もいると思うから説明すると。
荻野 彰はOverTheDogsの元ボーカルで、幼なじみの親友だったやつ。
その時、俺はオバ犬でドラム叩いてたんだなー。
荻野はね、本当に凄いボーカルだったよ。
歌い方は乱暴っちゃあ、乱暴なんだけど、なんか優しいんだよあ。
ライブ中、ギター放り投げて、丸々一曲弾かなかったりするのに、誰よりも練習してたりして、変なやつだったけど、かっこ良かったな。
弾けるようにしといて、弾かない選択。
そんな感じで、ギター弾かなくなっちゃう事も多かったんだけど、存在感と、歌声だけで空気をもってちゃう感じ、ドラム叩きながら見てても気持ちよかったなあ。
そんな、荻野が亡くなって、俺がボーカルになったんだけど。
ボーカルをやるって言った事、全然、後悔してないよ。
むしろ今、荻野が帰ってきてもオバ犬には荻野が歌う場所はもう無いよー、って言えるくらいまでになった。
Twitterでも呟いたけど、普通のバンドだったら「聴いてくれる人が1人も居なくなったら音楽を辞める」って選択をする事も多いと思うけど。
ちっちっちっ。
そこんとこ、俺は一味違うんだなー。
荻野とOverTheDogsを作った以上、このバンドはどんな形になってもメンバーがいる限り続ける。
それが俺の「さだめ」だと思ってる。
「さだめ」とか言っちゃうと、嫌々みたいに思うかもしれないけど、楽しくやってんだ、これが。
荻野がボーカルの時と同じくらい、今、良いメンバーに囲まれて音楽をしている。
だから荻野に言いたい事は。
「時間がかかってもOverTheDogsは上手くいくし、沢山の人にもっと聴かれるようになっていくよ。
せいぜい『恒吉とこんな景色見れるんなら、もっと生きてたかったなー』
と悔しがるんだな!
まあ、なんだ、荻野 彰が凄かった事は沢山の人に伝えていくから、まあ、そこら辺、安心して安らかに眠っとけ、ばかやろう」
だね。
いつもオバ犬を応援してくれている人ありがとう。
9月22日もバシッと良いライブする!
これからもオバ犬をよろしくお願いしやす。
Vo.恒吉 豊