今日は江戸よりももっと昔から藩主に納める伝統工芸を営む一家を訪ねてきた。



そういう人と観光ではなく内面を見れる形で出会えたことに感謝。



反面、自分の卑しさに吐きそうになった。




まず、ご挨拶から。



印象をよくするために声は大きく、目をきらきらとさせ自己紹介。



今の現状を説明、あたかも欲のない人間を装う。



出身地などの話をして、工芸について質問。



何十年もやってきた工芸の奥深さ、洗練された工程、



工芸と当主のオリジナリティがぶつかりあう作品のすばらしさ、



伝統を守り抜き、次の世代へと継ぐ苦労など、



何世代にもわたる文化がスルッと入り込んでくる。



「ああ、人間の一生って、100年で終わるものじゃないんだな。」



自分の気持ちに素直に作品をほめる。



ほめながらも常にビジネスのことを考える。



こうきたらこう切り替えして、こう言う。



最後に礼を言って、帰り際にそっと商品の話をする。



「えっ そんなにいいのあるの?」



よしきた。



これこれこういうかくかくしかじか。



「うん、でもわたしお小遣いくらいしかできないわ。」



「はい、全然ダイジョウブです。」



「じゃ考えてみるから。」



・・・



ふざけんじゃねぇ。



金ならたんまり持ってやがんだろうが!!



これだけ説明して何もわかってねぇじゃねぇか!!



何十年も伝統工芸やってんだろ?



その奥にしまってある金を出してこいよ!!金をよぉお!!



「じゃ失礼しますー。ありがとうございましたー!」



帰ると上司から言われる言葉。



「お前がヒヨってっから、お金もでてこねぇんだよ!!言い訳ばっか作ってんじゃねぇぞ、コラ!!」



よし、巻紙書こう。



一刻も早くおれに有り金全部預けてもらうために♪













んーこの仕事ってほんまにつまらんなぁ。



何がおもしろいんや?





「ほなしゃーないな。7000万買うわ。」



よし、形のない商品を買ってもらったってことは、おれを認めてもらったってことや。



収益もでて、同期にも勝ってるし、やったぜ!!!!ブイ!!




なんてことを思うのは、人間的にやばいんとちゃうかなぁ。



ビジネスってそんなもんか?



道端でTシャツ売ってるほうが納得いくんちゃうんか?



やっぱはやめにそろそろ辞めよかな。