ついにベスト4が今日で出揃いました。
注目のチームが順当に勝利しましたね。
明日は雨が降って選手を休ませてあげたい。。。
第1試合 清峰がここぞで実力発揮!よくやった日本文理!!
清峰(長崎) 4 - 0 日本文理(新潟)
新潟県勢センバツ初勝利から、調子が上向き!
そんな日本文理がベスト4をかけて挑む相手は
九州王者の清峰であったが、その壁は高かった。。。
清峰の大黒柱・有迫投手は決して本調子ではかなった。
1,2回戦で見せた絶対的な凄みはなく、隙もあったと思う。
それでもヒットを単発で打たれても連打は許さない。
快速左腕としての投球術ではなく、試合巧者を
演出するかの様なピッチングであった。
清峰打線は先発の栗山投手を攻略し、
効率良い攻撃ができたのが勝利を引き込んだ。
というのも2枚看板のもう一人、横山投手に代わってからは
なんと無安打。。。ファーボール1つで塁にでただけで、
5回2アウトからノーヒットノーランで完璧なリリーフをされた。
日本文理は後の祭りなのだがこれは非常に悔やまれる。
継投策で逃げ切りは最初から決められた戦略だったので
どこでピッチャーを変えるか?は難しいのだが、
やはりこれだけ調子の良かった横山投手に栗山投手が
2点とられた時点で変えていれば、、、
守備から流れを作れて攻撃にも繋がったと思われ、
非常に惜しいと思う。継投で試合を作る難しさなのか?
清峰は試合巧者ぶりを発揮した印象が非常に強い。
調子が悪いといいながら3塁を踏ませないピッチングで
立ちはだかった有迫投手は見事であるとしか言いようが無い。
センバツで2勝をあげて歴史に名を刻んだ日本文理は
堂々と胸を張って新潟県に帰って欲しい。
第2試合 前田健太投手の存在感は圧巻!強いPL再来。
PL学園(大阪) 4 - 1 秋田商業(秋田)
総合力でPL有利といわれていたが、
PLが名門校の力を見せた様な感じであった。
秋田商業の終盤の粘りにはほんと高校野球の
面白さを見せてくれたと思う。秋田商業はいいチームだ!
投手戦も?と思われていたが、PL・前田投手が
まさに走・攻・守で大車輪の活躍。
それを象徴するのが2回表でのプレー。
前田選手はツーベースヒットを放つところから始まる。
送りバントで1アウト3塁。ここであっけにとられるプレーが。
そう、ピッチャーの前田選手がまさに意表をついたホームスチール。
ほんの一瞬の隙を見逃さず、見事にセーフ!!
自分で打ち、自分で走り、誰よりも欲しい先取点を自ら奪う!!
エースで4番、超名門校の大黒柱でプロも注目の選手だが
ほんと凄い選手だなって改めて感心させられた。
このプレーですべてがPLに流れが一気に傾く。
チャンスで確実なタイムリーで追加点。
欲しいところで着実に取れるチーム打撃は見事である。
PLの今までの戦いで印象に残っているのは
「前田投手は意外と終盤に崩れやすい、詰が甘い」
ってことで、前にうちのブログでも書きましたが、
その悪いところがこの試合を面白いものにした。
7回裏になんと3つの内野安打を許して1アウト満塁。
一発長打がでればまだまだわからないぞ!!と盛り上がる。
今日は地元大阪のPLがでるってことと土曜日が重なり
球場にはお客さんが多かった。そう、どよめきが凄い。。。
しかしここで前田投手も絶対的に信頼する守備陣が
完璧な守備を見せて次の打者をダブルプレーに!!
バックを信頼して打ち取った前田投手に軍配が上がった。
それでもなお食い下がる秋田商業の粘りは凄い!!
内野安打、ツーベースヒット!そしてタイムリー!!
2番から4番が意地の3連打でついに1点を奪い取ると
またまた球場にはどよめきとそして大歓声が。。。
そう、本塁打でまさに同点まできた。
感動のドラマはまだまだ続くのか?!?!
しかしここで冷静さを失わなかったのがPLバッテリー。
前田健太選手と仲谷竜二選手の幼馴染コンビは
後続をきっちりと押さえ、ゲームセット。
最後に秋田商業がすごい粘りで食い下がったが、
名門復活にかけるPL学園が押し切った結果であった。
~第10日目感想~
昨日の2試合、そして今日の第1試合と
ぶっちゃけてベスト8の戦いらしからぬ展開が多くて
ちょっと残念な終盤の高校野球か?などと思ってたら
PL学園vs秋田商業はほんと素晴らしい戦いを見せてくれた。
高校野球の面白さ、そして素晴らしさを届けてくれた
両校にありがとうといいたい。
明日は雨なんですが、大会本部の人曰く「意地でもやりたい」
。。。ってうーん、選手のことを考えたら雨の中無理やり
いい試合を潰して欲しくない。雨は休養日と考えて
準決勝をほんと楽しみなものにしてもらいたいですね。