北の3校が登場した3日目。
天気も青空で快晴にやっとなった中で
どんな戦いが繰り広げられたのか。。。
今年は強い関西勢なのか?!詳細は第3試合で
第1試合 注目の大型右腕ダース投手。大味ながら無難な勝利。
関西(岡山) 6 - 4 光星学院(青森)
夏の悔しさをバネに成長したダース投手。
明治神宮大会でも準優勝だった関西は、その関西らしい大味な
試合運びながらもどうにか逃げ切った感じを受けた。
ちくりネタ。
しかしNHKのアナウンサーはひどいわ。
ダース投手が満塁のピンチを迎えた重要なシーンで
「いやー、この場面でのダルビッシュ投手は。。。。」
って思いっきり間違いまくり!!もう嫌になりました。
(しかも最低でも2回も間違った。。。実況失格)
なめんなよ。NHKアナウンス室。
まあそれはさておき、ダース投手は本当によく投げきった。
チームとしては点数を取られても取り返してやるぞ!
っていう雰囲気がひしひしと感じられ、守備においても
ダース投手に任せた、バックはちゃんと守ってやるぞ!
というチームとしての色が非常にでていて、一丸であった。
光星学院はそのダース投手から四死球でランナーを出し。
単発のヒットなどではうまく出塁するのだがあと1本がでない。
ここぞでの大事な1本が出ない、それを打たせないダース投手が
一枚上手だった印象が残りました。
大味なゲームであったが、夏の失敗を取り返すかのような
関西の野球は今大会台風の目になりそうで面白いですよ。
第2試合 魔物にやられた?北海道栄。早稲田実業が貫禄の勝利。
早稲田実業(東京) 7 - 0 北海道栄(北海道)
名門復活を託された速球派右腕・斎藤佑樹投手に注目すると共に、
やはり駒大苫小牧の出場辞退による繰上げ出場の北海道栄が
準備不足をどれだけ克服して挑めるのか?注目した。
しかし試合は1回の表裏できまった。
立ち上がり、明らかに甲子園の雰囲気にのまれた北海道栄。
うわだってしまう浜崎投手。投げれば甘いコースにはいって痛打。
コースを攻めれば押し出しのファーボール。。。
完全に魔物にやられていた。。。
その裏の斎藤投手も立ち上がりは異常なまでの不安定さ。
1アウト満塁という全く同じシチュエーションになったとき、
名門を背負うエースの貫禄が出た感じを受けた。
そこからきっちり無得点に抑えた斎藤投手が
ベンチに引き上げる顔を見た瞬間
「ああ、完全に立ち直った。もうピンチは招かないな」
って思わせる自信があるような感じを受けた。
まさに試合展開はその自信を取り戻した斎藤投手が
完全に北海道栄を抑え込み、終わってみれば、
見事なまでの4安打完封劇!!完璧すぎでした。
北海道大会では打倒駒大苫小牧でやってきて、
決勝で負けたものの、強力打線が売りであった北海道栄は
やはりモチベーションや事前準備不足などがあったのは否めない。
残念だがまた夏に春の悔しさをバネに甲子園に戻ってきて欲しい。
第3試合 しぶい野球の公立校の華が甲子園初勝利で花咲く!
北大津(滋賀) 2 - 1 旭川実業(北海道)
近畿大会でも金星をあげて強豪に強い?印象の北大津。
しぶい野球をやってくれる期待をしてました。
北海道大会では駒大苫小牧を苦しめたという評価で
道4強ながら選ばれた旭川実業が総合力で
一枚上手かな~って最初は思った。
今大会の傾向でやはり投手陣が充実している高校同士が戦うと
投手戦になるのか?っていう感じは最初からあったのだが、
その当初の予想通り緊迫する投手戦となった。
大物食いをする北大津投手陣はその近畿大会でも見せた実力?
強打の旭川実業打線を左腕・真田将人投手が翻弄する。
真田投手の印象は実は鮮明にあって、近畿大会の1回戦、
優勝候補にあがっていた大阪桐蔭高校との戦いで
延長13回を一人で投げぬきそして予想しなかった大金星!
速球とは真逆の遅球派投手である。
やはりその遅い球に惑わされた旭川実業打線はたった6安打。
打っても繋がらない、併殺ばかりが目立ち、やられた感じ。
またしても下馬評を覆し見事な勝利をあげた北大津。
今回見なかった人も、面白い投球術の真田投手にちょっと注目ですよ。
~第3日目感想~
3試合目は接戦であったが、1,2試合とこれまでの春らしいという感じの
ちょっと大味なゲームもあって、なかなか面白い3試合であった。
北海道2校と青森県勢が負けて、やはり春は北のチームにとっては
ちょっと勝利が遠いな~って思いました。
地理風土の逆境に負けず頑張る選手を見るとやはり高校野球は
ハツラツプレーで頑張ってる姿を見る醍醐味を感じます。