熱戦!センバツ高校野球 大会第2日目 | カメラマン目線な熱狂的マスコミファン

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注目の試合が続々と!

そんな印象があったセンバツ大会第2日目。

ほんと平日にも関わらず多くのお客さん!!いいですね~


oomine

その大観衆はやはり八重山商工なんですが、第3試合総評で。


第1試合 逆転サヨナラの感動ドラマが最後に待っていた!!


一関学院(岩手) 1 - 2 岐阜城北(岐阜)


試合前からこの試合は投手戦だろうと予想されていた。

一点差ゲームだろうと周りでも言ってた通りの投手戦。


注目の左腕・尾藤投手を柱に東海王者の岐阜城北に、

やはりエース太田投手が中心だが、守りの野球・希望枠の一関学院。


両エースがほんと緊迫する投げあい。。。

尾藤投手の暴投で一失点があった岐阜城北はだめかな。。。

って思っていたが、9回裏にドラマが待っていた!


尾藤の犠牲フライで同点、そしてそのバッテリーを組む水川捕手の

サヨナラライト前ヒットで見事に逆転勝利!!


歓喜に沸く岐阜城北、あっという間の逆転劇に

信じられない様子の一関学院。。。


ほんと両チームとも隙を見せないで緊迫した試合だっただけに

勝利を目前にした一関学院が最後の最後で気持ちが上ずったか?!

あっという間の逆転劇はほんと見事な東海王者の意地を見せつけたと思う。


第2試合 予想しなかった投手戦。投手力の差は実は圧倒的だった?


横浜(神奈川) 1 - 0 履正社(大阪)


「こいつ打てへんで、すごいわ」

最初に思わず言った言葉です。


しかしこれは僕だけでなく、高校野球を良く知るマスコミ関係者すべてが

思わず言ってしまった言葉。その目線の先にいた投手は。。。


横浜高校の川角謙投手であった。

圧倒的な威圧感あるマウンドでの姿は本当に凄みがあった。


高校野球はほんと立ち上がり、一巡目が終わるまでに

ピッチャーの良し悪しがわかりますが、回りみんなが川角投手を

履正社打線は打てないな~ってカメラマン間でも思っていた。


球場の選手通路で各社がテレビを見てみんな試合展開見てますが、

まあ地元関西の人も多いので気持ち大阪・履正社贔屓なところが

あると思うんですが、みんな「横浜の川角投手くるで!」っていうぐらい

ほんと豪快打線でなく投手力を注目するようになっていた。


予想通り7回2死までノーヒットノーランであった川角投手。

意識しだしたという7回にヒットを許したものの、結局2安打完封。


近畿大会では圧倒的な強さ、そしてやはり破壊力ある打線が

注目された履正社打線は全く手が出ない感じであった。


小さな巨人・魚谷投手は強力打線の横浜相手に巧みな投球術を見せ、

主将で4番の捕手・土井健大選手も見事なリードをしたと思う。


今大会1,2を争う猛打・強打の両校がまさかの投手戦であったが、

貴重な1点を守りきった横浜がうまさをみせた試合であった。


昨日も少し書きましたが、犠打の失敗が大事なとこで目立つ。

インタビューで横浜・渡辺元智監督は拙攻続きの横浜打線に

「確実にバントできないのはダメだ」とちょっと怒り気味でした。


近畿王者を接戦で倒した横浜はやはり優勝候補の一角であると思う。


第3試合 大声援に後押しされ感動の勝利!圧倒の雰囲気を味方に


高岡商業(富山) 2 - 5 八重山商工(沖縄)


甲子園が揺れた。

大応援団、これぞ地元愛!!


地元石垣はもちろん北は北海道からも応援に!!

ほんと超満員になったアルプススタンドは熱気に包まれた!


「うちの子は全員ホームラン打てる力がある」

と八重山商工の伊志嶺吉盛監督は語る。


そしていきなり1回に度肝を抜かれる結果に。

打ち取られたと思った打球がぐんぐん伸びてポール際に。

甲子園第一打席で主砲・金城長靖選手が大会第一号。


いきなり盛り上がる大応援団。

いやー、高校野球の応援はこうでないと!!

って思いながら、その声援に後押しされた選手たちは

3回にも追加点をあげてペースは八重山商工であった。


八重山商工の大嶺投手も非常に力ある速球を武器に

要所を抑えていたが、狙いが定めて打たれてきた4回に

1点を返されて、試合は徐々に高岡商業ペースに。


5回には追加点を入れられてなおもツーアウト満塁。

次打者は見事にセンター返しでランナー二人生還!

逆転。。。ここにきてついにつかまってしまった。。。


って思ったらサードがアピールプレー。

そして3塁塁審がアウトのコール!?!

あれあれ?なんじゃ?って思ったらなんとセカンドランナーが

3塁踏み忘れのフォースアウトに。良く見てたな~、ほんま冷静!


野球規定にもあるのだが、2死満塁でセカンドランナーが

フォースアウトになった場合、正規に帰ってきたランナーの得点も

認められないっていうのがあります。


完全に流れが変わった。雰囲気が一新した。

球場全体の空気もがらっと変わった。もう全員がそう感じたはずだ。


高校野球は1つのプレーでほんと流れが変わる。

逆転でいけいけムードの高岡商業5,6回は抑えたものの、

八重山商工ペースに徐々に持っていかれ、7回に2点加点される。


大嶺投手は乗りに乗ってきて終盤でも球威は本当に落ちない。

特に6回以降は変化球も多投しだしたが、それがコースに決まる。

スライダーもストレートも非常に球速もあり、貫禄のピッチング。


8回はそれが伝わる3者連続三振。9回も141キロを投げるなど

ほんとスタミナもあった。毎回の17奪三振ショーは見事でした。


勝利の瞬間に目頭が熱くなり歴史的1勝に伊志嶺吉盛監督が

自然と流した涙はほんと多くの人に感動を与えてくれたと思います。


次は優勝候補の横浜。島の子供たちの意地をもう一試合見せて欲しい!


~ 第2日目感想 ~


やはり1プレーの大切さ、1球の大切さですね。

横浜高校・渡辺監督が、完璧だった川角投手の内容を褒めず、

バントを失敗したことで怒るのは

やはり野球の基本的なことをできてないからだと思います。

特に強豪校だと余計に厳しいのかな?

その徹底した野球に挑むはハツラツプレーの八重山商工。

ほんと八重山商工vs横浜戦は新たな高校野球とは?が見れそうです。