2025年8月17日(日)

根室駅近くのホテルからタクシーで約20分。

最北の日本百名城、根室半島チャシ跡群があった。

チャシはアイヌ語で「柵囲い」の意味。

アイヌが設けた見張り場、砦、祭祀の場などの跡地だ。

根室ではオホーツク沿岸主体に32カ所が発見された。

16~18世紀に築かれたと思われる。

公開されている二か所のうちの一つ、

ノツカマフ1・2号チャシ跡を見学した。

チャシ跡といっても、建造物は何も残っていない。

見学用の施設も特にない。

見渡す限り広がる草むらの中に案内看板があるだけ。

これまた見渡す限り広がる青空の下、

海風に吹かれながら歩いた。

こんもりした盛り土のような場所があった。

中央部がやや盛り上がり、周辺がへこんでいる。

相撲の土俵のような形。

ここに何らかの施設があったのだろう。

目の前はすぐ海。

これまた、見渡す限り広がっていて視界良好。

海からの進入者があれば、すぐに発見できただろう。

見張り場があったのではないか、と想像を膨らませた。

スタンプは釧路駅前の観光案内センターで押した。

はるばる根室まで来たのに、

きれいに押せなかったのが悔しい。

チャシ跡群は百名城の通し番号1番。

しかし、本州の人間にとっては遠い。

交通の便にも恵まれず、行き難いところ。

私が頼んだタクシーの運転手さんよると、

「百番目でようやく足を運べた」

というお客が数人いたそうだ。

最後に残った難関だったというわけだ。

13番目でGETした私は手回しがいい?