2025年10月6日(月)

ようやくたどり着いた。

大阪府南部、千早赤阪村の千早城址。

府内で最も高い金剛山(標高1125m)の山城だった。

14世紀に楠木正成が鎌倉幕府の大軍を迎え撃った。

今は千早神社に姿を変えている。

登山道から山道を経て至る道の勾配はきつい。

まるでトレランのように這い上がった。

南海電車河内長野駅前からバスで出発。

平日朝の9時前だったが、

車内は山登り、ハイキングスタイルのお客で満員だった。

バスの車内からは山や農地が目に入る。

いわゆる田舎の光景。

目的地の金剛登山口には30分ほどで到着。

登山口バス停から約5分で登山口に。

名物の豆腐店が静かに営業中。

左の看板の裏に、目的の100名城スタンプがある。

裏に回ってスタンプをゲット。

買い物しなくても自由に押せた。

ありがとうございました。

これで、ようやく14個。

スタンプを押すと、すぐにスタート。

山を登る人たちとともに右の登山道を進む。

結構、傾斜がある。

帰りのバスの時間もあるので急ぎ足で進む。

5分程で千早城への分岐点に着いた。

右の石段を登れば千早城。

金剛山登山道はまっすぐ続く。

写真中央にあるのは、案内板。

右のA地点から中央下の現在地まで進んだところ。

細い山道を登れば、真ん中Bの分岐点に着く。

この記事の最初の写真は、

分岐点で二の丸方面を向いたもの。

Bから左が二の丸、本丸。

右に行けば、四の丸を通って表参道に至る。

この山道は細い急坂だった。

足を踏み外さないように慎重に上る。

二の丸に到着。標高634mだった。

史跡千早城址の記念碑も二の丸に。

階段の先が本丸跡。今は千早神社の本殿。

本丸跡に上ってお参りしたが、

人影もなく古い建物があるだけだった。

二の丸にあった社務所も閉まっていた。

通常は無人のようだ。

二の丸からBの分岐点まで戻る階段。

上る時も急だと思ったが、

上から見ると一段と急に見えた。

四の丸を過ぎて参道を下ったが、

これまた険しい石段だった。

降りる途中で振り返ると、見上げる感じ。

参道から上った二人連れと四の丸で出会ったが、

二人はヘトヘトで肩で息をしていた。

それも当然だと思った。

ようやく参道を降りると案内看板が。

千早神社(城址)まで約25分と書いてあった。

歩きの苦手な人はもっとかかるかも。

写真右手の上り階段も角度が急だ。

登山口を出発してからここまで約1時間だった。

◆   ◆

金剛山は繰り返し登る愛好家の多い山。

帰りのバス停で出会った83歳の女性は、

2600回以上登ったという。

「上の人はたくさんいるので、私はまだまだ」

笑顔で話していた。