2026年10月11日(日)

朝8時過ぎ、”早出”したランナーが大画面を見つめる。

画面では軽快に走るランナーの姿を追っている。

上部の時間表示は2時間22分56秒だった。

午前6時15分にスタートしたフルのライブ映像だ。

私の出場するハーフの号砲は9時45分。

フルの3時間45分後だった。

ハーフの参加者はランナーであると同時に、

フルマラソンの観客・応援者でもあった。

メルボルンマラソンのフルとハーフの会場図。

写真中央下がスタートで右の競技場、MCGがゴール。

スタート後とゴール前はコースが重なる。

どちらもウエーブスタートで、

フルは中央にある二スタジアム上の横並び赤丸四つ。

私のハーフはスタジアムの左側の縦並びの赤丸四つだ。

どちらもⒶ~Ⓓの四ウエーブ。

ハーフは約1万3900人の大人数なので列が長い。

私は第四ウエーブのⒹ、中央のスタート地点から最も遠い。

少しずつハーフのランナーたちが増えてくる。

広い公園なのゆったりムード。

水辺でリラックスムード。

仮設トイレに列ができるのは同じ。

でも、整然と並ぶ落ち着いたムードがあった。

9時を過ぎたころにはスタートラインに整列。

1万3900人ともなれば、見渡す限りのランナー。

圧倒されるような群衆の多さだが、

ここにも落ち着いた雰囲気が漂っていた。

号砲の9時45分は過ぎたが、

Dウエーブはまだスターとラインが見えず。

陸橋の上にはすき間なく観客・応援が並んでいた。

ランナーも観客もあまり時間を気にしない様子。

和やかなでゆったりしたムードだ。

最初の陸橋をくぐったさらに進む。

右手の大画面でもランナーが走るライブ映像。

時間表示は33分16秒。

つまり、号砲から33分16秒経ったということ。

ハーフのトップランナーたちのライブ映像だった。

でも、周りのランナーに焦りは見えなかった。

スタートゲートがようやく見えたところで足止め。

同じDウエーブなのに赤色ロープで遮られた。

ウエーブの中で細かく区切ってスタートされていた。

その後、ようやくスタートラインに立った。

MCの掛け声に合わせてランナー一同気勢を上げた。

号砲の9時45分からは約40分が経過していた。

Ⓐ~Ⓓという四つのウエーブ(大波)だけでなく、

各ウエーブの中でも細かく区切って(小波)で、

時差スタートしていることが分かった。

小波は私の見たところ数百人規模という感じだった。

コースの混雑回避のための対策なのだろう。

スタート直後だが、ひしめくことなくスムーズに走れた。

細切れスタートの工夫が奏功しているのだと思う。

時差スタートだと遅い人ほどタイムロスの”実害”が出る。

タイムが悪くなり、ひどい場合は関門にかかる。

ところが、この大会の記録はネット計測。

しかも、終了時間は午後2時で、制限時間は4時間15分。

私はスタートで40分タイムロスしたが、

打ち切りまでの時間は3時間45分も残っていた。

こうした仕組みだからこそ、

ゆったりしたウエーブスタートでも、

ランナーたちは落ち着いて受け入れていたのだろう。

会場地図で分かるように、

スタート地点の少し先は、行きと帰りが同じ道になる。

つまり、スタート直後ランナーと、

ゴール直前のランナーがすれ違うコースになっている。

今回はフルの号砲が6時15分でハーフが9時45分。

フルが3時間30分先行しているので、

ハーフのスタート時にゴールするランナーも多い。

上の写真では左が走り始めたハーフのランナー、

右が疲れを隠せないフルのランナー。

何とも言えない組み合わせになっていた。