2026年3月8日(日)

コブのような形の古墳の前にランナーが集まった。

万葉の里、奈良県明日香村の飛鳥ハーフマラソン2026。

世界遺産登録を目指す歴史地区が舞台だ。

7~8世紀の飛鳥時代を伝える遺跡群の中を走った。

個人的には多くの遺跡を初めて見ることができた。

1枚目の写真は国の特別史跡キトラ古墳。

天文図や四神など貴重な壁画で有名だ。

大会のスタート&ゴール会場は

国営飛鳥歴史公園のキトラ古墳周辺地区。

3000人のランナーが三つのスタートブロックに分かれたが、

自分は最後尾の「は」ブロック。

このブロックへの道だけがキトラ古墳の前を通る。

幸運にもキトラ古墳を間近に見ながらブロックに向かった。

午前9時、キトラ古墳(右上)に見送られながらスタート。

キトラ古墳の前で寄り道したので、ほぼ最後尾になった。

この辺りでは号砲も聞こえず、なんとなく走り出した。

コースは左下のキトラ古墳周辺地区を起点に、

時計回りの形で飛鳥地区を一回りし、戻る。

遺跡が多いと同時に、坂だらけのコースだった。

坂についてはレポートの㊥で報告する予定。

キトラ古墳地区の丘から駆け下り、先へと急ぐ。

頭上に見える案内表示もいかにも歴史地区。

「高松塚」という表示に「高松塚古墳」との遭遇を期待。

ところが、近くは通るものの、

ご対面は終盤までお預けだった。

通過した順番は覚えていないので、報告は順不同。

まずは、おなじみの石舞台。

この遺跡だけは以前に観た記憶がある。

中学校か高校の修学旅行、

あるいは個人の旅行かもしれないが、

いずれにしろ再会の懐かしさを感じた。

写真では分かりにくいが、石が黒ずんでいる印象。

長い年月、雨風にさらされてきたからだろう。

長く生きてきた者同士の親近感がわいた。

飛鳥時代の水時計の遺跡といわれる飛鳥水落遺跡。

水時計の遺跡というのは、

ブログを書くにあたって調べて分かった。

写真では分かりにくいが、

右手に3本の綱が垂れ下がっている。

両側が長く、真ん中が短くて太め。

そばに立つスタッフに「何の綱ですか?」と尋ねたら、

「私も分かりません」との答え。

後で調べたら、奥飛鳥に伝わる「男綱」という神事。

豊作や子孫繁栄を祈願する。

古墳らしきものはいくつもあったが、

名前の分からないものばかり。

予習が足りなかった。

発掘調査の現場を横目に見ながら走ることも。

案内スタッフに尋ねたところ、

「飛鳥京の北部の発掘調査」との説明だったという、

おぼろげな記憶がある。あやふやで自信が無い。

コース脇には、遺跡を紹介する大きな掲示板も。

ここは飛鳥京の跡だった。

日本最古の仏像といわれる飛鳥大仏のある飛鳥寺を遠くに見る。

実は飛鳥寺は前日午後に観光した。

その時に見学した印象を思い浮かべながら走った。

残り数キロの終盤になって遂に高松塚古墳が目の前に。

見たことはないが、

その名前は何度も見たり聞いたりしたことのある”有名人”。

うれしくて、ツーショットを撮ろうとしたが、

カメラが電池切れで果たせなかった。

というわけで、写真はここまで。

 

この後、メイン会場のキトラ古墳周辺地区に向けて、

最後の力を振り絞った。

飛鳥は成人してからは訪ねたことのない場所。

初めての訪問とも言っていい感じだ。

ハーフマラソンという限られた時間・コースの中で、

実に多くの「歴史」を感じることができた。

前日午後は周回バスで予習し、

翌日午前はレンタサイクルで復習した。

実質二日間たっぷり歴史に思いを巡らせることができた。

この大会の主催者に感謝します。

ありがとうございました。