2025年10月26日(日)

ようやく走り出すと、林立する高層ビルが目に入った。

横浜市のベイエリア、みなとみらいの目印でもある。

みなとみらいを起終点とする横浜マラソン2025に出走した。

横浜マラソン参加は第2回以来、八大会ぶり。

本格的なフルマラソンは4月以来。

しかも、最近は練習不足と体力低下で走力ダウン。

完走できるか不安だった。

ペアリレーなど多種目も含めると約3万人のマンモス大会。

フルのコースはみなとみらいから海岸沿いを南下し、

折り返して戻る42.195㎞。

結論から言えば、ヨロヨロでもなんとか完走した。

でも、走力低下と走り込み不足のために、

ゴールがとても遠かった。

そして、マンモス大会ということもあり、

スタートまでも遠かった。

まず、大会会場へのアクセス。

最寄り駅のみなとみらい駅までは横浜から二駅だが、

ランナーが大挙して満員の通勤電車並みの混み方。

駅を出てエスカレーターに乗るまでも行列。

手荷物預かり兼更衣室は大規模展示会場のパシフィコ横浜。

広い広い会場はランナーでいっぱいになった。

ただ、会場が広いうえ、導線も良く流れは悪くなかった。

ただ、スタート地点まで距離がある。

Aのパシフィコ横浜からCのスタート地点まで1㎞超。

さらに、自分のスタートブロックDは赤字のB。

つまり、AからCの交差点経由でBまで歩く。

スタート地点に向かって歩く。

地上70階建てのランドマークタワー(写真奥)は

雲がかかって上層階が見えない。

ようやくスタートブロックに到着。

途中で給水によったこともあり、30分くらいかかった。

号砲後、このブロックからスタート地点まで、

自分のガーミンでは0.53㎞、11.22分かかった。

スタート後しばらくはみなとみらい地区。

高層ビルのほか、赤レンガ倉庫などの名所も見えた。

ただ、10㎞ほど進むと風景が一変。

左手の沿岸には工場、倉庫など産業施設、

右手には住宅地という風景が続く。

つまり、知らない人には横浜かどうか分かりにくい。

22㎞過ぎには首都高速道路に上る。

首都高速は36㎞地点まで、つまり14㎞続く。

走りに集中してペースを固めるか、

単調な風景に心が折れるか。

勝負の分かれ目かもしれない。

ラスト5㎞ほどはベイエリアの市街地で沿道の応援が熱い。

ゴールは臨海パークという海辺の公園。

錨のモニュメントや高層ホテルなど

らしい光景に囲まれている。

自分は悪戦苦闘の42.195㎞を終え、ほっとした。

 

◆  ◆

横浜マラソンは今回が10周年の記念大会。

経験を積んだだけあって、運営はきめ細かい。

前日受付、当日の手荷物預けなどで

ストレスは感じなかった。

エイドも数多く、自分のような遅いランナーでも

給食を十分にいただいた。

特に今回うれしかたったのが、この一口にぎり。

具はないが、寿司と同じ酢飯でとてもおいしかった。

複数のエイドで手に取り、10個近く食べた。

自分がこれまでに食べたマラソン給食で、

ベストファイブに入ると思う。

ランナー向けのきめ細かな対応も目についた。

例えば、沿道に車いすが用意してあるのは何度も見た。

コース途中の仮設トイレで、

スタッフがテキパキとランナーを振り分けていたことも。

色々な面でしっかりしたいい大会だと思う。

ただ、さすがに3万人は多すぎる気も。

コースの上のランナーが多くて走りにくい。

他のランナーと接触してしまうことが時々あった。

少し人数を減らした方が走りやすいと思う。

 

◆   ◆

あれこれ書きましたが、

いずれにしろ雨模様の中、大会を支えてくれた皆さん、

どうもありがとうございました。

おかげさまで、何とか完走できました。

感謝します。