2025年5月24日(土)

コインロッカーの前で頭を抱えた。

場所は韓国・済州島東門市場近くの地下商店街。

コインロッカーに預けた荷物を取り出そうとした時だ。

後払い方式で料金を払えば、扉が開く仕組み。

ただ、料金が払えない。

決済方法が携帯電話での決済に限定されていた。

日本人の自分は韓国の電話会社と契約していない。

つまり、韓国の携帯電話決済ができない。

 

頭を抱えていても仕方ない。

近くを通った買い物客らしき男性に助けを求めた。

拙いながら韓国語で声をかけた。

すると、英語で「私は韓国語分かりません」と一言。

素通りされた。どうやら、中国人観光客のようだった。

 

二人目の男性は高齢の韓国人で話が通じた。

「現金を渡すのであなたの電話で払ってほしい」

こう頼んだ。

ところが、相手はオタオタするばかり。

IT弱者で携帯電話決済など分からなかったようだ。

 

三人目の30代と思しき男性がようやく事情を理解。

ただ、住民登録番号まで入力する手間を敬遠してか、

手続きを途中でやめた。

その代わり、問い合わせ先の電話番号を見つけ、

管理者に処理を要請してくれた。

「まもなく職員が来るから待て」と言い残し、

家族とともに去っていった。

 

それから待つこと5分程。

ロッカー管理者らしき人物が登場。

手動でロッカーを解錠し、料金を現金で受け取った。

思わぬロッカートラブルは15分ほどで幕を閉じた。

 

デジタル化の進展と追いつけない高齢者。

そして、中国人の存在感。

韓国の一つの断面を知る機会でもあった。