25/2/24

玉名いだてんマラソンの翌日、福岡に立ち寄った。

実は福岡は懐かしい街。

今からおよそ5~10年前の間、

仕事の関係で年に3、4回出張していた。

当時の思い出の場所を歩いた。

まずは、地下鉄大濠公園駅近くのインドカレー店。

出張の時は、同駅近くのホテルが定宿だった。

昼前に福岡入り、ホテルで荷物を預け、カレーを食べる。

そんな日が多かった。

その時のカレー店がまだ営業していた。

当時、お決まりのメニューだったAセット。

ラッシー付きで950円。

当時は確か700円だった。

カレーは数種類から選べるが、チキン一本やり。

ナンは大きなサイズだった記憶がある。

この日も二枚重ねでボリュームたっぷり。

味は残念ながら、当時の方が良かった。

日によって変化もあるのだろう……

いずれにしろ、あの頃を思い出して満足。

残念ながら、定宿だったホテルは消えていた。

手ごろな価格でサービスもいいお気に入りだった。

コロナ禍の影響も受けたのだろうか。

博多の老舗商店街、川端商店街。

出張時に空き時間があれば、ここに通った。

食事をしたり、コーヒーを飲んだり。

昭和の雰囲気が残り、落ち着く場所だった。

一番の目的は、川端ぜんざい。

商店街に古くから伝わる名物だ。

店の中には山笠の山車が飾られている。

山車を見上げながらぜんざいを食べる。

お母さんたち数人で切り盛りするこじんまりした店。

ぜんざいだけの単品。

商売としては、どうなのかな、と余計な心配をする。

でも、この日も外国人を含めそれなりにお客がいた。

うれしかった。

熱々でお餅入り。

普通のぜんざいだろうが、おいしいことは間違いない。

たくわんもぼりぼり食べた。

値段は700円。

当時は500円だった記憶がある。

まあ、今のご時世、値上がりも仕方ない。

歴史を感じさせる帽子専門店が横並び。

自分にとっては、この商店街の目印的存在。

帽子専門店が珍しいのに、しかも二店が並ぶ。

店に入ったことはないが、この光景を楽しみにしていた。

正直なところ、閉まっているかも、と心配していた。

しぶとく生き続けている姿を目にして、うれしかった。

一方、お気に入りの豆腐屋さんが消えていて残念だった。

豆腐のソフトや化粧品も扱う意欲的な店だった。

家人がその化粧品を気に入っていたので、

土産に買いたかった。

商店街の長さは約400m。

アーケードからの垂れ幕が色々で面白い。

博多弁番付は当時からあった定番だ。

商店街を通って、隣接する櫛田神社に参拝。

これが、自分のお決まりのコースだった。

今回もこのコースを歩いた。

博多山笠はこの神社の例大祭。

当然ながら、境内には山笠の山車が飾られている。

この日もやっぱりそびえ立っていた。

変わらないことがうれしいこともある。

五つの言語のおみくじがあるのが特徴。

日本語、英語、韓国語、中国語、台湾語だ。

当時は今ほどインバウンド観光客が多くなかった。

それでも、このおみくじはあった。

福岡はアジアとの交流が多いことの表れだろう。

本殿の前は当然のにぎわいだった。

◇  ◇

久しぶりに博多を歩けてうれしかった。

次はいつ行けるだろう。