10月6日(日)

別海町は北海道東部で根室に近い酪農王国。

この地の別海町パイロットマラソンに初めて参加した。

種目はフルで参加は約1000人。

会場の陸上競技場のゲートには、

「広大な大地を駆け抜けろ」のメッセージ。

確かに広い大地、そして広い空だった。

陸上競技場のコースにランナーは集合。

競技場を一周した後、隣町まで走り、

そしてこの陸上まで戻る往復コースだ。

スタートの整列脇には三つ立て看板。

サブスリーをめざすランナー、

サブフォーをめざすランナー、

そして写真の「ゆっくり完走」。

特にロープなどで区切るわけでもなく大雑把。

自分はもちろん「ゆっくり完走」組。

ただ、制限時間は5時間20分。

自分にとっては決して「ゆっくり」ではない。

号砲直前。

空の広さが感動もの。

晴天だが、気温はスタート時点で16度。

日中もせいぜい20度ぐらいだったもよう。

風はさわやかで、ランニング日和だった。

コースに出ても空が広く高い。

広大な自然の光景を眺めながら走る。

単調といえば単調だが、飽きが来ない。

不思議だ。

酪農地帯らしく牧草ロールの応援があった。

牛の餌の牧草を詰めたパッケージだ。

放牧地帯も通過。

当然だが、牛たちはランナーに無関心。

40㎞以上走って競技場に戻る。

やっとゴールと思ったら、

スタートと同様トラックを一周。

ちょっとがっかりしたが、

最後の力を振り絞ってラストスパート。

無事、ゴールイン。

9月の韓国・鉄原でのリタイヤのリベンジを果たした。

完走賞は旬の秋サケ1本。

大会の名物だ。

今年は記録的な不漁なので無しかと心配した。

無事に受け取れたうれしかった。

ただ、不漁の影響で例年より小ぶりだそうだ。

サケの郵送を受け付けるため、

会場脇に地元郵便局が出店。

ランナーの依頼をさばいていた。

自分もお世話になった。

自宅で受け取るのが楽しみ。

ただ、サケを包丁でさばけるかは心もとないが。

完走賞のもう一つの名物が大判タオル。

確かにこれまで他の大会でもらったものより、

一回り以上大きく感じる。

参加費7500円でここまでしてもらって感謝、感謝。

大会終了後は恒例のお疲れ様親睦会。

地元のコミュニティーセンターで午後5時から。

自由参加で別料金(4000円)。

ジンギスカンなど食べ放題で飲み放題。

景品争奪のじゃんけん大会も盛り上がった。

親睦会の〆は花火大会。

都会のようなネオンのない町らしい暗闇に、

次々と花火が上がった。

そして、午後7時には長い一日が終わった。

体は疲れたが、気分は上々だった。

別海町の皆さん、ありがとうございました。