9月1日(日)

久しぶりに劇場で映画を観た。

二日前に公開された韓国映画「ボストン1947」。

実話に基づく作品だ。

1947年の米国・ボストンマラソン。

米国人の見知らぬ国の見知らぬ新人ランナーが優勝した。

韓国青年のソ・ユンボクだ。

彼を育てた韓国人ソン・ギジョンは、

1936年ベルリン五輪のマラソン金メダリスト。

ただ、当時の韓国は日本に併合されていた。

ソンの金メダルは「日本人」としてのもの。

祖国の国旗を付けて走れない無念さがあった。

その無念さをソが見事晴らした。

1945年の終戦とともに日韓併合から解放され、

新たな一歩を踏み出す韓国を舞台に、

ランナーの熱い思いと闘いを描いた人間ドラマ。

終盤のマラソンシーンは文句無しに胸躍った。

一人でも多くのランナーに観てほしい。