2月11日(日)

兵庫県姫路市を舞台とする姫路城マラソンに初参戦。

世界遺産の名城を発着点とする42.195㎞を完走した。

まずは、スタート前、名城の天守閣に挨拶。

コースは姫路北部の山里・温泉地までを往復する。

市街地はすぐに抜けて後はひたすら郊外の田舎道。

アップダウンはほとんどなく、交通規制で自動車も無い。

走り易いコースだが、単調でもある。

川沿いの土手道も結構長かった。

桜かどうかは不明だが、並木道が続く。

ただ、真冬とあって花は無く殺風景。

沿道の熱心な応援が支えだった。

コースのあちこちにランナーを後押しする仕掛け。

例えば、応援のバルーン。

農閑期の耕地の寂しさを紛らわせてくれた。

遠くから目に入り、目標にして走った。

ただ、走れど走れど到達しないのでもどかしくもあった。

山里のコース脇にはミニFMの仮設放送ブース。

女性MCが事前に集めた応援メッセージを一帯に生放送。

軽妙な語り口を聴いて心が和んだ。

少年少女の合奏団も4、5カ所くらいで応援演奏。

風の吹け抜ける河川敷で演奏する姿に感謝、感謝。

エイドの目玉は姫路名物、まねき食品のえきそば。

コース中盤と終盤の二カ所に”出店”していた。

一カ所目は走りを優先してパスしたが、

残り5㎞を切った二カ所目では我慢できずに立ち寄った。

中華風の麺に和風だしという独特の味。

大阪に住んでいた頃、何度か食べたことがある。

懐かしい味が旨く、元気がわいた。

おかげで最後まで無事に走り切ることができた。

姫路城前の広い地下駐車場が更衣室兼手荷物置き場。

おかげでスタート前もストレスなく準備できた。

ゴール後に戻るとスタッフたちが拍手でお出迎え。

とてもうれしくて胸がキュンとした。

◇     ◇

世界遺産の知名度に頼るのではなく、

ランナーのための大会運営にまじめに取り組んでいる。

そんな姿勢を様々な場面で感じた。

大会を支えてくれた皆さん、ありがとうございました。

 

ただ、今大会でストレスを感じたのが前泊の宿探し。

姫路駅周辺のホテルはイベント料金で高く手が出なかった。

あれこれ探し、山陽電車の特急で20分弱の高砂のホテルを予約。

大会前日高砂駅に降り立つと、突然ジャズのメロデイが流れた。

スタンダードの名曲「A列車で行こう」だった。

20年前のヒット映画「スウィングガールズ」のモデル、

地元高砂高校のジャズバンド部の演奏だそうだ。

当時は自分もジャズバンドを楽しんでいた。

あのころの自分を思い出してホッコリした。

高砂での前泊も結果的には良かった。