6月18日、隠岐の島ウルトラマラソンに出場した。

50kmの部で、昨年に続き通算三回目。

自分にとっては17日の前夜祭から”本番”。

地元バンドの「せな」のミニライブが参加の目的の一つ。

なかでも「ガッツポーズ」は素晴らしいマラソンソング。

ユーチューブで「隠岐の島ウルトラマラソン」+

「せな」+「ガッツポーズ」で検索して聞いてください。

興味のある方は、是非。

さて、大会当日の18日。

50kmの部はエントリー571人。

午前11時30分、島北西部の水若酢神社前をスタート。

スタート直後はのどかな田園地帯の平坦な道を走る。

ただ、すぐに平地を外れ山の坂道に入る。

ガーミンの計測では上った坂の高さは累計1,194m。

上り坂⇒トンネル⇒下り坂の繰り返しの印象が強い。

遠くを眺めると辛いので自分の足元を見て走った。

まるでウオーキング大会のような雰囲気。

トンネル内は基本的に平坦、しかも涼しい。

上りのきつさと蒸し暑さから逃れられるオアシスだった。

最高気温は30度近かったとみられる暑さ。

かなりのエイドで掛け水を用意してくれた。

何度浴びたか数えきれないほど。

掛け水に助けられた。

エイドは公設が平均3kmに一カ所。

ほかに写真のような私設が多数。

老若男女を問わず沿道での応援もひっきりなし。

島総出の応援のようだった。

エイドや応援の人たちと何度も言葉を交わした。

離れて暮らす友と再会するような楽しさがあった。

これがこのマラソンの最大の魅力かもしれない。

前夜祭を盛り上げてくれた「せな」もゲリラライブで応援。

うれしくて、駆け寄りツーショットをした。  

「以前、この場所で踊って応援してくれたお母さんがいた」

と自分が尋ねたら、

「それは、俺のお袋だ」との答えが返ってきた。

それに対して自分は「よろしく伝えてください」と言う。

ランナーと応援者の間でこんな会話が成り立つ。

ゴールまで残り約2㎞。

最後の坂道を上がると「おかえりなさい」の私設エイド。

恒例の出迎え&激励だ。

「今年も会えたね」と声をかけて、しばしおしゃべり。

じゃあ、また、と言って最後の下り坂を駆け下りる。

完走メダルは二種類。

昨年から島の子供たちの手作りが加わった。

紙製で軽いけれど、真心がきっしり詰まっている。

 

 

隠岐の島の皆さん、ありがとう。

また会えてうれしかった。