11月28日(日)

広く澄んだ青空にしばしば富士山が顔をのぞかせた。

まるで我々ランナーを祝福しているようだった。

久し振りにマラソン大会を味わえて良かったね、と。

そう、公道を使いエイドもある”本格大会”はすっかりご無沙汰。

昨年2月の和歌山県・有田みかんマラソン以来だ。

 

出場したのは神奈川県丹沢山系の丹沢湖マラソン。

会場は丹沢湖という山間の湖周辺。

従来はハーフマラソンだが、今年はコロナ対策で規模を縮小。

湖を二周する20kmと一周の10kmという特設コース。

参加者も神奈川県民に限定した。

自分は20kmの部に出場した。

健康チェックも徹底。

会場入り口では大会前二週間の検温・体調チェック表を提出。

さらに、その場での検温も経て、合格のリストバンドをもらえる。

大会会場は地元高校のグラウンド。

本部や記念品配布所、貴重品預かりなどテントが並ぶ。

その間を出走前のランナーたちが行き交う。

なんとも懐かしいザワザワ感があふれていた。

参加者は20kmと10km合わせて約1500人。

同時スタートで細い道に大行列。

前方の山の間から、富士山が望めた。

号砲前の緊張感を味わうのも久しぶりだった。

スタート直後の混雑も懐かしい。

色とりどりのランナーたちが一斉に走る光景はワクワクする。

全体的には「まだこれから」という感じだったが、

所々に見事な紅葉があった。

脚を止めて撮影をするランナーの姿もあった。

それなりのアップ・ダウンもあった。

感覚的には、下り坂の方が多かったきもする。

写真は周回コース終盤にあった上り坂。

エイドでの給水はミニペットボトルのまま渡す個別方式。

これもコロナ対策だろうか。

飲む温泉水は地元の特産のようだ。

エイドで明るいお母さんに会うのも久しぶり。

これまた、久しぶりのツーショットも。

地方の大会といえば、物産販売の模擬店が付き物。

今日は地元和菓子店の赤飯、ずんだ餅と、コーヒー大福。

合計で830円。

ペロリと食べてしまった。

 

走ること自体は辛い面もあるけれど、

やっぱりマラソン大会は楽しい。

丹沢湖マラソンを支えてくれた皆さん、

ありがとうございました。