12月19日(土)
快勝だった。
早稲田が全国大会準々決勝で慶応を29対14で破った。
点差は15点だったが、点差以上に気持ちのいい勝ち方だった。
奪った5トライの内、3つはウイングのトライ。
ライン際の狭いスペースを駆け抜けた。
このうち2本を決めたのが右ウイング14番の槙瑛人君(2年)。
昨年は出番が無かったが、今季はレギュラーに定着した。
速い。しかも、パワーがある。
強くてしなやか。弾丸のようなイメージもある。
いささか、おおげさかもしれないけれど、
”アニマル”と呼ばれた藤原優を思い出す。
まだ2年生。これからが楽しみだ。
ウイングの快走をおぜん立てしたのがフォワードの頑張り。
ラインアウトが明治戦より安定、しかも慶応のミスも誘った。
接点、密集でも勝っていた。
特に5番の下川甲嗣君(4年)と
7番の村田陣悟君(1年)のパワフルな当たり、前進が目に付いた。
村田君は来年卒業する下川君の後継者になってほしい。
スタンドオフの吉村紘君(2年)は名手だと改めて感じた。
いわゆる「前がよく見えている」選手で、
キック、パス、ランと多様な攻め手を繰り広げる。
このままどんどん成長すれば、
4年時にはどんな選手になるか、これまた楽しみだ。