4月24日(金)

オリンピックの男子マラソンで優勝した日本代表がいた。

1936年ベルリン大会の孫基禎(ソン・キジョン)だ。

日本人ではない。朝鮮半島の出身者だ。

当時の朝鮮半島は日本の植民地。

本人の意思とは関わらず、”日本代表”になった。

表彰台で自らの国旗、国歌で祝福されることもなかった。

植民地の民ゆえに多くの苦しみ、悲しみを味わったが、

スポーツを通じ国境を越えた友情の輪を広げた。

そんな金メダリストの姿が胸を打つ。