12月1日(日)

イラストは大会公式サイトからお借りしたコース図。

昨年まで、ゴールは人工島の南港だったが、大阪城に変更。

スタートもゴールも大阪城となった。

我がホームグラウンドなので、うれしい変更。

また、コース変更で折り返し、曲がり角が増えた。

折り返しは六か所ある。

イラストに黒字で①~⑥まで表記した場所だ。

スタートは大阪城(右手)と大阪府庁(写真左)の間。

昨年までと一緒だ。

ただ、昨年までは不調を右に見ながら南にスタートした。

新コースは府庁を左に見て、北に向かう。

また、三段階のウエーブスタートを導入。

私は第二ウエーブで10分遅れの9時10分スタートだった。

まず、折り返しポイントのご紹介。

折返点①は5km地点辺り。

大江橋という橋を渡って戻る。

表示にいきなり洒落が登場。

大阪らしくておもしろかった。

折返点②は大阪ドーム近くで10kmを過ぎた辺り。

普通に表示だった。

笑いを期待していたのでやや拍子抜け。

折返点③は13km付近。

JR大阪環状線の高架線路の下だ。

何故か、太陽の塔のミニチュアが乗っていた。

1970年大阪万博のシンボルタワー。

まだ、吹田市の万博跡地(万博記念公園)に残っている。

2025年にまた大阪で万博を開くので、

ムードを盛り上げるために置いたのだろうか。

ゼッケンにも「EXPO2025」が刷り込まれていた。

ただ、太陽の塔を見て70年の大阪万博を思い浮かべる人は、

今どのくらいいるのだろう?

折返点④は20km地点付近。

特に観光の目玉の無い地域にある割と長い折り返しコース。

普通に折り返しを表示していた。

折返点⑤は25、26kmあたりで、天王寺公園近く。

天王寺といえば、新世界の通天閣。

その通天閣に鎮座するビリケンさんのレプリカが乗っていた。

せめて通天閣は本物を見ようと周囲を見渡したが、

残念ながら発見できず。

代わりと言っては変だが、

日本一のノッポビル「あべのハルカス」(写真左奥)が見えた。

天王寺地区の観光名所も世代交代ということだろうか。

最終折返点の⑥は30数kmの所。

淡々と折り返しを告知していた。

ここを過ぎて、東に向かう。

そして、南北道の今里筋を北上。

40km地点を過ぎて大阪城の戻る。

天守閣に向かって北側から橋を渡って入城。

私のお城ランはこの橋を渡ってお城から出ることが多い。

でも、もちろんこのコースは知っていて、お気に入りの風景だ。

お城に入ると、城ランでお世話になっている銀杏並木の道。

紅葉で色鮮やかになっている。

熱い声援を浴びてラストスパート。

内堀沿いの広場でゴールイン。

左奥の橋は内堀にかかる極楽橋。

日頃慣れ親しんでいる場所も新鮮な気分。

正面にアップで写っているオジサン顔は消しました。

 

◇以下、コース中のポイントをいくつか◇

4km付近で前を通る市中央公会堂。

今までのコースでも、この場所は早い段階で通った。

大正時代に出来た歴史的建造物で、国の重要文化財。

大阪の有力な観光資源だ。

御堂筋は昨年まで、南から北へ走った。

新コースは北から南。

いずれにしろ、海外ランナーを含め人気なのは、ここ。

たかが、宣伝看板だが、ある意味では大阪の象徴かも。

折返点があるということは、

そのポイントまでの道でランナーがすれ違うということ。

写真は折返点⑤までの道。

写真の中央奥まで延々とランナーが続き、すれ違っている。

市内の商店街などが思い思いのおもてなしをする「まいどエイド」。

大会の名物の一つだが、コース変更に伴い場所が変わった。

熱いもてなしは変わらず、様々な給食、おやつが並んだ。

お稲荷さんなどをいただきました。

ほかにも、気になるおやつがあったが、

食べ過ぎると走れなくなるので、自制した。

中国、香港、台湾と中国人ランナーが多かった。

その中で目立ったのが、写真のカード。

「STAND  WITH  HONG KONG」

下には、小さな文字で

「私たちは自由と民主主義のために闘っている」とある。

どんな思いで走っているのだろうか。

 

◇     ◇

旧コースはゴールが街外れの人工島で帰り道がしんどかった。

市の中心にある大阪城がゴールになって便利さが増した。

ウエーブスタートも混雑緩和には役立っている。

折返しが増えたことで、ランナーとのすれ違いが増加。

招待選手のアスリートや芸能人などの走りを見る機会も増えた。

延々と続く長い折り返しコースよりも、

細かく折り返す方が精神的な負担も軽い。

今回のコース変更は私にとっては大歓迎だ。

◇     ◇

寒い中、大会を支えてくれた皆さん、ありがとうございました。