北海道浜頓別町の北オホーツク100kmマラソン。

最北の地で開かれるこのマラソンに4年連続で参加。

2年目は故障でボランティアだったが、

それ以外はいつも50kmの部に出場している。

コースは同じだが、今年がこれまでで一番辛かった。

個人的には5月の脚の故障の影響で走り込み不足。

しかも、青空の下気温がぐんぐん上がり25度以上の夏日。

走るにつれ、足取りが重くなり、

北海道の大地の道が果てしなく続くようにさえ思えた。

50kmの部の号砲は午前10時。

男女合わせて169人が出走した。

のんびりムードも漂い、まさに市民マラソン。

100kmの部も合わせて走者は561人だった。

3kmほど走ると街を抜けて海岸へ。

まだ、走者がばらけず、レースの雰囲気。

海辺の道を真っ直ぐ走る。

海辺を離れ、内陸に。

青空からの日差しが強い。

長く真っ直ぐな道を折り返す。

いったん海辺に戻り再び内陸へ。

丘陵地帯に向かう。

徐々にランナーがばらける。

前も後ろもランナーが遠くなる。

緑に囲まれた真っ直ぐな道を黙々と走る。

50kmの部は100kmのコースの後半部。

つまり、100kmランナーも合流する。

とはいっても、総勢500人の規模。

ランナーは分散し、孤独になる。

数は少ないが、上り坂もある。

歯を食いしばって進む。

目に入るのは、青空、雲、木々、草原。

言い換えれば、人工的なモノはアスファルトぐらい。

建物もほとんどない。

しばらく下って、また上るのか。

遠くまで見通せることは、

幸いなのか、そうでないのか?

まるで、終りが無いように思える一本道。

日差しを遮るものもない。

でも、何とかゴールしたい。

その思いで前進。

ゴールはスタート地点を同じ。

200mに及ぶ最後の直線の先にゴールがある。

やっと終わった、と安どしながらゴールイン。