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ソウルでお気に入りの場所の一つが、大型書店の「教保文庫」だ。
ランドマークの光化門近くにある韓国最大の書店。
店先の石碑には「人は本をつくり、本は人をつくる」との言葉。
書籍への思いがあふれている。

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階段を下って地下の売り場に向かう。
どんな本に出合えるか楽しみだ。

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訪れたのはソウル国際マラソン翌日の3月18日。
入り口近くに「3月の期待の新刊」というコーナーがあった。
中央の本に目が留まった。
表紙を飾るイラストに何とも言えない愛嬌がある。
そして、署名に「イルボノ(日本語)」という単語があった。

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書名は、日本語をおやつで学びました、という感じ。
値段は12,800ウオン(約1,280円)。
著者は幼少年期を日本で過ごしたイラストレーターだという。
ページを開くと、日本でお馴染みのモノが次々、現れる。

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例えば、「やめられない、とまらない」のあのスナック菓子。
包装紙にある日本語の説明一つ一つに韓国語訳がついている。

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定番のアイスクリームもある。
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NHKの朝ドラで話題になったあのラーメンも。

スナック菓子、チョコレート、キャンディー、ソフトドリンク、カップ麺など143品目が登場。
それぞれ同じように韓国語訳が付いている。
筆者は幼い頃、コンビニやスーパーの棚に並ぶお菓子の包装パッケージを見て日本語を学んだ。
コンビニやスーパーは巨大な教科書だった、そうだ。
この本は期待通りベストセラーになっただろうか。