今回の高雄遠征では、街の中心部にある地下鉄美麗島駅近くに宿泊した。
この地域には、心躍る名所があった。
天井を見上げてカメラのシャッターを押す人。美術館でも、劇場でもない。地下鉄駅の構内だ。2008年にオープンした地下鉄美麗島駅は光の駅として有名。米国の観光情報サイトで「世界で最も美しい駅」の第二位に選ばれたことがあるという。天井など合計約4500枚のステンドグラスをはめ込んであり、光のショーも開く。そばにはグランドピアノがあり、演奏もしていた。広い天井をうまく写真に収めるための場所どりには工夫が必要。改札口には普通の自動改札機が並ぶ。ちなみに一回乗車用の乗車券はコイン型。自動販売機で買う。ホームも華やか。電車との間を遮断する壁に大仏様の絵が。床、窓ガラス、衝立……。地下鉄車内も一面、イラストだらけ。すべての車両がというわけではなく、時折運行していた。台湾の人気漫画なのだろうか。◇ ◇美麗島駅近くの大通り。夜になると、両側に屋台が並び、中央には椅子、テーブル。高雄を代表する夜市「六号夜市」となる。観光客と地元の人々で大にぎわい。大きな果物は瓜?魚屋さんだろうか。こういうオジサンに会えると楽しい。◇ ◇以上、長々とお付き合いいただき感謝。