
8月25日土曜日、
五島列島福江島の中心街に入ると、
こんな表示が目に入った。
じゃじゃん飯? くじらんカツ飯?
当然ながら、好奇心をくすぐられて店に入った。

くじらんカツ飯は無かったが、
くじらカツサンド(450円)と
じゃじゃんたき込み飯のおにぎり(300円)があった。
さっそく、昼食用にゲット。
カツサンドは言葉通り、くじらだった。
ただ、じゃじゃんとは何か。
店員さんに尋ねると、サザエのことだとか。
いわば、サザエの炊き込みご飯。
いかにも、島らしい食べ物だった。

五島列島はかつて有力な捕鯨基地であり、
くじらの食文化が根付いていた。
ただ、商業捕鯨の規制で衰退し、
調査捕鯨の肉を使った特産品となった。
このそぼろ飯(540円)は港の土産物店で買った。
幼い頃には肉といえば、
クジラというほどよく食べた身としては、懐かしい。
でも、味を楽しむには、ボリュームが足りない気がした。
残念。
◇ ◇

うどんも名物だと聞き、
「五島うどん」ののれんのかかる店に。
麺好きとしては食べるしかない。
港のターミナルビルにある、いわゆる立ち食いの店。

頼んだのは、ざるうどん、650円。
細麺で白くつやつやしていた。
独自の製法で作り、
五島列島名物の椿油で磨きをかけているという。
そして、文句なしに美味かった。
麺にこしがあり、のど越しも滑らか、
そして出し汁との組み合わせが絶妙。
出汁は島独特のあご(トビウオ)出汁。
五島うどん+あご出汁というコンビの醸し出す味が素晴らしい。

気に入ったので、翌日の昼食も同じ店でざるうどん。
この時は、沢山食べたいと思い、
100円を足して大盛りにした。
もちろん、自分用の土産にも
五島うどんとあご出汁を買った。
◇ ◇

五島牛のハンバーガーがあると知り、
港近くのカフェレストランに。

メニューにずらりと並んだ五島牛バーガー。

結局は一番シンプルな
五島牛バーガー(800円)を選んだ。
ボリュームたっぷりで満足。

島ならではの練り製品「ばらもん揚げ」の白と黒。
主原料は黒が鯵で、白がエソという魚だそうだ。
エソという魚は初耳。それぞれ170円。
それなりの味だが、個人的にはもう少し味が濃く、
身が固めだったら、もっと良かった。

島のカフェで買った、フレーク風のお菓子。
300円。
さつまいものゆで汁を煮詰め、
麦芽と混ぜて固めた「ぎょうせん」とナッツを組み合わせた。
家で食べる土産に持ち帰った五島風のかつお節。
柔らかく、生のまま切って食べる。だから、なまぶし?