
6月17日の第13回隠岐の島ウルトラマラソン。
初出場で50kmの部を何とか完走した。
北部の「S」地点から左回りで「G」まで島を半周。
(地図は大会ホームページからお借りしました)
手元のガーミンによると、
駆け上がった坂の高さは累計で1235メートル。
坂を下ったのは累計1234メートル。
半端ない坂道マラソンだった。

午前11時30分、神社からスタート。
日差しは強いものの、気温は20度程度。
まずまずのコンディションだ。

スタートを島の人々が見送ってくれた。
人口約1万4千人の小さな島なのに、
あちこちで沢山の人が応援してくれた。

5kmも走らないうちに、いきなり上り坂。
極端に高い一つの山を登るのではなく、
50kmの間に標高百m級の山を6、7回越える。

坂を下ると、のどかな田園地帯。
海岸線より、内陸部が多かった。

空は青く広かった。
大会キャッチフレーズは「小さな島で大きな感動」。
「小さな島の大きな空」を実感した。

10km近く走って、ようやく海岸線に。
風が無く海は静かで、道も平坦。
しばし、軽快に走る。

平坦な道はすぐ終わり、再び上り坂。
15kmほどの間に、
「上って下る」を三連続する正念場に入る。

海を横目に坂道を下る。
風を切って走るのが気持ちいい。

下ったと思ったら、再び上り。
50kmコース中番だが、
早くも歩きのランナーが続出。
これじゃウルトラウオーキングだ、
と思いながら追い抜く。
足は遅いが、坂道でもほとんど走り続けた。

トンネルが現れると、上り坂が終わる。
ひんやりとしたトンネルの中でリフレッシュ。

トンネルを抜けると、下り坂。
重力に任せてゆったりと走る。
上り坂→トンネル→下り坂というパターン。
これが3、4回あった。

終盤になると、海岸が多くなってきた。
穏やかな海の姿がなかなかいい。
平地でも歩くランナーが珍しくなくなった。

坂道を振り返れば、思った以上に長く高い。
よくぞ上ってきたと自分をほめる。

赤い西郷大橋を渡れば、町の中心部。
ゴールまで残り2kmのラストスパートに。

ゴールの総合体育館(レインボーアリーナ)への道。
やはり上り坂。
やけっぱち気分で駆け上る。

上り切ると多くの人たちがお出迎え。
うれしく、そして元気が湧いた。

ゴールでは順位に関係なく、
ゴールテープを張ってくれた。
坂を越えた達成感を胸に気持ち良くゴールイン。
皆さん、ありがとう。