【バンクーバー国際空港にて】

今回初めて利用したバンクーバー国際空港は快適な空港だった。
飛行機を待つロビーにはせせらぎが流れ、
樹木がふんだんにあった。
規模も比較的こじんまり。
大きくて人が多くて免税ショップがやたらに目立つ
マンモス国際空港とは違う雰囲気だった。

水族館のような大きな水槽では魚が泳ぎ、癒しの雰囲気を。
このほか、滝のように水の落ちている場所もあった。
いかにも、木と水の国、カナダらしい雰囲気だ。

便利さも徹底。入国審査と税関申告は自動化。
専用端末に向かって、指示通り入力し、
問題が無ければすぐ入国できる。
端末機の表示の言語は日本語も選択できる。
しかも、端末機の脇には、問い合わせに答える相談員が控えていた。
◇
【市内鉄道】

市内交通の大動脈は、
「スカイトレイン」という新交通システム。
写真は空港駅。空港のような郊外では
モノレールのように空中を走るが、
市街地では地下鉄だった。
3路線あるが、専ら利用したのは空港と
ダウンタウンのウオーターフロントを結ぶ「カナダライン」。

電車に乗ると、先頭から景色を眺めるのがお決まり。
今回もさっそくそうしたが、先頭部に運転室は無し。
神戸のポートライナー、大阪のニュートラム、
東京のユリカモメと同じ様な自動運転だろうか。

車内には自転車置き場も用意。
料金を取るのかどうかは不明。

駅のホームでは次の列車が到着するまでの時間を表示。
日本だと「〇〇駅を出た」とかいう
所在地表示が多い気がする。
まあ、慣れの問題だろう

乗車には乗車券を改札機にタッチする方式。
下の写真が一回乗車券で、
上は日本の「スイカ」のようなICカード。
ICカードは一日乗り放題と
保証金合計21カナダドル(約1800円)で入手。
その後は、一日乗り放題分10カナダドル(約900円)
をチャージして利用した。
コンパスカードは市内の路線バスでも利用できて便利だった。

駅の改札前にあったコンパスカードの発券・チャージ機。
こちらも、案内の言語で日本語を選択できた。
◇
【バス】

観光で世話になったのが、バンクーバー名物の
「ホップ・オン、ホップ・オフ」バス。
主な観光スポットを巡回運転して、
停留所ごとに一日中何回でも乗り降り自由。
一定の間隔で複数の便が運行している。
市街地ルートと公園ルートの2コースがあり、
私は「公園」を利用した。
一日券で49カナダドル(約4200円)だった。
例えば、私は水族館の最寄のバス停で降り、
見学してからその時に来た便に乗った。

車体に「日本人ツアー」とあるように日本人観光客も意識。
車内で聞ける観光案内テープは日本語版も選択できた。

景色が見やすく風通しもいいオープンカー方式。
私が利用した日は晴天で打ってつけだった。

最初に利用した便の運転士さん。明るく陽気だった。
理解半分だが、楽しくおしゃべり。
運転士さんが観光気分の盛り上げ役になっている。
◇
普通の路面バスも利用した。

ワンマン方式で、降車するバス停をブザーで知らせる。
日本と変わらない方式。
ただ、乗車口と降車口が前方で同じだった。