
3月29日(木)
迷彩服に身を包んだ若者たちが
トラックから荷物を搬出していた。
既に大きなゴムボートが整えられ、
一人がお堀の様子を見に向かう。
おそらく、ボートはお堀に浮かばせるのだろう。
駆け抜ける途中に一人に声をかけた。
「大掃除ですか」。
「はい、石垣の掃除です」
「お疲れ様です」
勝手なネーミングだが、
今日は自衛隊の清掃出動のようだ。
崩落による落下や落石などの危険が伴う石垣清掃のために、
時々自衛隊がお城にやって来る。
数年前、初めてお城で迷彩服の集団を見たときは
「何事か」と驚いたものだった。
今では、その姿を見ても違和感を抱かない。
政治的な議論は別にして、社会に溶け込んでいる自衛隊の一面でもある。
早朝から調べ物をしていて出遅れた7.12km