マラソン遠征は食べ歩きも楽しみ。
香港国際マラソンのついでに、香港の街角グルメを味わった。
できるだけ、街の普通のお店を選び、地元の人たちと並びながら。

マラソンの前日、ランナー受付会場のホテルを出ると、お客で賑わう食堂があった。
まだ、夕方の5時ごろだったが、ちょっと早い夕食を食べに入った。
マラソン前日なので、とにかくおコメのご飯。頼んだチャーハンはボリュームたっぷりで、46香港ドル(約690円)。中身は分からないが、とにかくスープもついてきた。タイ米風の細長いおコメで、さっぱり味がおいしかった。炒飯を食べ、ホテルに帰る途中、地下鉄駅の売店でスイーツを購入。飲み物は栗の味、右は香港風のシュークリーム。ドリンクは32ドル(約480円)、シュークリームは47ドル(約710円)。糖分たっぷりで、十分カーボローディングできた。◇マラソン終業後の夕食はホテル近くの繁華街。林立するショッピングセンターは避け、路地に面した街角の店を探した。入り口脇の厨房で威勢よく料理する姿が見え、店の奥の賑わいもうかがえる。いかにも香港らしい店だった。メニューはトマトチキンライスと紅豆水。チキンライスというと、日本ではチキンを具にしたチャーハンのイメージだが、これはチキンとトマトを煮込んだ具をご飯の上に乗せた。玉ねぎなど野菜も結構入っていた。56ドル(約840円)。紅豆水はミルク系の甘い飲み物で底に小豆を入れてある。例によって、好奇心で頼んだ。28ドル(約420円)。どちらも満足できる味だった。結構いいチョイスだった。ちなみに、奥に見える鍋は相席になった地元のお兄さんたちの食べた麺の鍋。入店したときは一人席だったが、お客が増えて相席に移動させられた。こんな経験も面白い。◇帰国する三日目の朝。早く目覚めてお腹がすいたので、24時間営業のマクドナルドへ。時間は6時。店内では椅子で寝ている人があり、じっと座って腕を組んでいるひとあり。店を一夜の宿にして朝を待つ雰囲気もあった。そんな中で食べたのは、デラックス・ブレックファーストセット、36ドル(約540円)。日本と同じようなセットが香港でも出ていた。さすが、国際チェーン。昼食は前夜トマトチキンライスを食べた店で、牛バラ肉スープ麺を食べた。メニューには45ドルとあったが、レジでは40ドル(約600円)だった。細麺で意外とさっぱり系のいい味。この時は落ち着いたご婦人と相席で、ご婦人はお粥を食べていた。空港行きのバスを待つ間に何かデザートを、と行列のできる路地に。独特な形で目に留まったエッグ・パフを注文した。15ドル(約230円)街頭に置かれたワンコの人形のそばで立ち食い。見た目は違うけれど、口に入れてしまえば、日本のベビーカステラとほぼ同じ食感だった。