香港国際マラソン2018。
私が出場したフルのほか、ハーフ、10kmも。
参加者は全種目合計62、284人。
スタートからゴールまで人、人、人の賑わい。
いかにも香港らしかった。
以下はフルのルポ。

スタートは九龍地区の中心地、
尖沙咀(チムサッツイ)。
朝6時、名門のペニンシュラホテル(写真右)前。
手荷物預かりのトラックとランナーでごった返した。

大商業地、ネイザン・ロードにランナーがあふれた。
ブランドショップやホテル、飲食店などが集まり、
通常は観光客らでにぎわう場所だ。

見渡しても人の頭しか見えない。

6時35分の号砲で一斉にスタート。
約2kmは一直線のネイザンロード。

すぐに香港らしい高層ビル群が目に入る。

高速道路をランナーが埋める。

遠くの橋に向かって進む。

折り返しコースはまさに人、人、人。
参加記念Tシャツの黄色が鮮やか。

コースの半分ぐらいは高速道路だった印象。
走りに集中しやすいけれど、
路面が斜めなところは走りにくかった。

エイドに積み上げられたバナナ。
ランナーが多いのでスタッフはてんてこ舞い。

ゴールは香港島の観光名所、ビクトリアパーク。
感激のゴールを写真に収めようと、
自撮りするランナーが多かった。

ずらりと並んだ手荷物引き取り場。

荷物を引き取り、その場で一休み。
休憩スペースが有難い。
◇
続いて、大会を支えてくれたサポーターズ。

ワンコの帽子をかぶった給水隊。

つい笑い、元気が出る。

ランナーの脚を気遣う救急隊。

救急隊が用意してくれた謎の塗り薬(?)。
疲れた脚を活性化させる消炎スプレーかもしれない。
気持よく完走できたのだから、効能があったのだろう。
「街の店でも買えますか」と聞いたら、
「買えない」との答えだった。

香港の大手ドラッグストアチェーンのスポーツドリンク。
給水エイドで大量に配られていた。
癖がなく飲み心地もすっきりで、繰り返し飲んだ。
◇ ◇
香港国際マラソンは二年ぶり二回目。
前回は体調不良と強い風雨で、
制限時間ギリギリの完走だった。
今回は体調も良く、穏やかな曇り空で気持ちよく走った。
6万人のマンモス大会だが、
運営はスムーズでストレスもほとんど無し。
いい大会だった。
大会を支えてくれた香港の皆さんに深く感謝します。
ただ、翌日の新聞をみると、
「深刻な環境汚染の影響で、
多くのランナーが体調を崩し、
32人が病院に送られた」とあった。
空が靄っていたのは汚染の影響もあるのかもしれない。
大会翌日も街や空港で靄の多さを感じた。
大気汚染が気がかりだ。