
7月1日(土)
雨模様の朝。
お城に到着すると、待っていましたとばかりの雨。
「引き返そうかな」とランの足を止めると、不思議な光景が目に入った。
地面のひいたビニールシートに寝ころんでいた人影が、おもむろに起き上がった。
河川敷などでたまに見かけるオジサマ族ではない。
妙齢の女子二人組であることは遠目にも分かった。
二人肩寄せ合って座る姿は、まるでピクニックのような雰囲気。
時刻はまだ、午前6時半前。
こんな朝早くからピクニックでもあるまいに。
まさか、ここで寝ていたわけでもないだろうけれど。
いったい、どうしたの?
雨が本降りになったら困ると早々に引き上げた3.94km