5月25日(木)
久し振りの雨で朝ランはお休み。
東北遠征のレポートです。
 
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岩手県一関市。
JR一ノ関駅から路線バスで約20分。
ダイナミックな岩がむき出しの渓谷に到着した。
火山の噴火で退席した岩が長年、水流で削られてできた。
国の名勝、天然記念物に指定されている厳美渓だ。
橋の上から眺めると、エメラルドグリーンの流れが綺麗だった。
橋を渡って、左側の岸に降りた。
 
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岩場の上に小さな東屋があり、近くでは観光客たちが渓谷を眺めている。
向かい岸に小さな家が見え、その家との間にロープが張られていた。
これが、知る人ぞ知る名物の「空飛ぶだんご」だ。
 
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東屋の近く、ロープにかごと板がぶら下がっていた。
かごの中の小さなざるに500円玉を入れ、右の板をたたく。
渓谷にコンコンという音が響いた。
 
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向かい岸の家から人が現れ、かごがスルスルと引き上げられていく。
 
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渓谷の景色を眺めながら、しばらく待つ。
 
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やがて、かごがスルスルと戻ってきた。
 
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かごの中にはだんご一人前(3本入り)とお茶二つが入っていた。
小さなざるには、おつりの100円もきちんと入っていた。
二人分のお茶を用意したのは、こちらが二人連れだときちんと見ていたからだろう。
 
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東屋の椅子に座ってだんごを開く。
 
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小豆餡、胡麻餡、みたらしの3本セット。
出来立てで柔らかく、おいしかった。
これで、400円なら納得の値段。
 
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向かい岸を歩いて店を確かめる。
店構えは普通。
「空飛ぶだんご」を始めたのがいつかは知らないが、
店そのものは明治40年創業だそうだ。
 
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そのものズバリの看板。
 
写真の左側に、向かい岸と結ぶロープがある。
 
◇     ◇
厳美渓には、ほかにも有名だんご店が二店ある。
ダイナミックで美しい渓谷の風景には、だんごが似合うのだろうか。
さすがに、年のせいで最近は暴食ができないが、
もう少し若ければ、だんごの食べ比べをしていたかもしれない。