今月初めの韓国遠征の続報です。
マラソン会場となった慶州・普門湖のほとりで気になる建物が目に入った。
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写真では少し見難いけれど、三階部分に「K POP MUSEUM」と書いてあった。
K-POPといえば、キラキラ華やかなイメージ、かわいいアガシたち……。
マラソンの前日受付を終えると、ミーハー気分で迷わず足を運んだ。
 
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入館料9600ウオン(1000円弱)を払って入ると、玄関口にギターのオブジェ。
何となく、それらしい雰囲気だった。
 
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二階の展示室に昇る階段はドレミの音階の鍵盤。
階段を踏んで演奏できる。
私の場合は、ただ上るだけだったので、ド、レ、ミ……と鳴っただけ。
 
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展示室に入ってびっくり。
私の世代には懐かしい黒いレコード盤がずらり。
 
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歌手たちの衣装も並んでいた。
 
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衣装とレコードをまとめた個人コーナー。
よほどの人気歌手なのだろう。
 
K-POPミュージアムは通称のようで、施設の正式名称は「韓国大衆音楽博物館」。
日本の植民地時代だった1900年代前半から現代までの韓国の流行歌をたどったようだ。
 
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1919年に日本からの独立を目指して起きた「三一独立運動」の独立宣言のレコードもあった。
音楽だけにとどまらず、民族の歴史にも触れていた格好だ。
 
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おそらくは古の大衆雑誌だろう。
 
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お目当てだったキラキラK-POPの展示はこの程度だった。
韓国の大衆音楽全体の歴史からみれば、まだ一瞬の出来事ということだろう。
 
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パネルのレコードジャケットに触れると、一分間音楽が流れる。
大衆音楽の歴史を見るだけでなく、聞いてたどることもできるわけだ。
 
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レコード盤を再生・視聴できるコーナーも。
壁には膨大な数のレコードが無造作に並べてあった。
自由に取り出して聞けるのだろうか?
貴重な資料だろうに警備員もいない。
こちらが、ちょっと心配になった。
 
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地下の出口近くには、日本でもお馴染みのキャラクターがずらり。
棚には古いテレビが並んでいた。
大衆文化の博物館ともいえる。
 
 
キラキラの世界は楽しめなかったが、韓国文化の一面を垣間見ることができた。
好奇心のままに動けば、時として面白い場所に出合えるものだ。