慶州さくらマラソン出場のため、3月31日から三日間、韓国の釜山と慶州に遠征した。
いつもながら、マラソン遠征は食べ歩きであり、街めぐりでもある。
食と街の話題を順不同でレポートする。
◇ ◇
マラソン翌日の4月2日(日)
朝御飯も食べずに朝7時半ごろ、釜山駅前のホテルを出た。
前夜、ネットの地域情報サイトで調べたアワビのお粥を朝食として食べるためだ。
ネットに載っていた道案内を頼りに人気店を訪ねることにした。
そして、地下鉄で二駅先の「南浦(ナムポ)」に到着した。
ただ、地上に出てからがドラマ。
ネットの情報では駅から5分以内とあったが、結局は30分ほどの捜査大作戦になった。
原因はネットの案内で目印となっていた郵便局を通り過ごしたため。
よほど目立たない建物なのか、結局最後までこの郵便局は見つからなかった。
その郵便局を探すため、今風の店が並ぶ商店街の通りをウロウロ。
まずは通りすがりのオジサンに質問。
続いて、何かの工事の準備中の男性二人に質問。
この二人はスマホで地図を検索したり、知人に尋ねたり。
それでも、結局探せず、開店準備中の薬局に飛び込んで尋ねた。
すると、薬局の人が目的のお粥店に電話。
はるか1km近く通り過ぎていたことが判明。
薬局の人が下のような地図を描いてくれた。

そこで、今度は地図を見ながらUターン。
その後、開店準備中のベーカリーの女子店員にも聞いて、
ようやくお粥店のある横道にたどり着いた。

早朝でまだシャッターが閉まっている店の間を急ぎ足で歩く。

ついに到着。
ホテルを出てから1時間近くが経過し、8時半近くになっていた。

店内は早くもにぎわっており、店に入ると、日本語の話し声。
どうやら、日本からの団体か客のようだった。
それでも、何とか二階の隅に席を確保できた。

壁には大きなメニュー板。

お目当てのアワビのお粥は左の上に真っ先に書いてあった。
奮発して、15000ウオン(約1500円)の「特」を注文した。


温かくて、こくがある贅沢な味を楽しんだ。
店探しに苦労しただけに有難さも増した。

食事を終えて、店を探しに歩いた商店街に戻る。
朝の9時になり、人も出始めてきた。

観光客らしき人の姿も目立つ。
どうやら、有名な人気スポットのようだ。
◇ ◇
朝の忙しい中、お粥の店探しを手助けしてくれた皆さん、ありがとうございました。
カムサ・ハムニダ。