12月18日(日)
ソウル、香港に次ぐ三回目の海外大会、台北マラソンに出場した。
気温20度前後の温暖な気候の中、台北市内を走り回った。
歴史的建造物、中華の雰囲気漂う街、近代的な高層ビル……。
台北の歴史と今に触れる42.195kmだった。

スタート&ゴール地点は信義地区。
行政府や商業施設が集積している。
午前6時、
台湾最高層の「台北101」ビル前に約7千人が集合。
日の出を前に台湾内外のランナーがひしめいた。

号砲は6時半、ランナーが一斉に飛び出す。
日曜日早朝のビル街は人影も少ない。
ランナーの足音だけが響く。

朝日に向かって伝統的な建造物の前を走りぬける。

日本ではお馴染みのオー○スポーツが登場。
拍照中=撮影中???

早朝のせいもあってか、それほど多くはなかった。
でも、沿道では陽気な応援が。
加油!加油!! 加油!!!

いかにも中華街らしい趣。

日本統治時代の1919年、
台湾総督府として建てられた建造物。
今でも行政機関に使われているそうだ。

ビルも多いが所々に木立も目立つ。
気温は高い者の空気は涼しく感じた。
二週間前に走った沖縄よりは南なのだけれど……。
地元の人によると、
湿度が高いので気温より涼しく感じる、とのこと。

市内を流れる基隆河を臨む展望スペース(たぶん)。
記念撮影には絶好の場所だった。

山にそびえるランドマークのような建物はホテルらしい。

20kmを過ぎると基隆河の川辺を走る。
当初は広々として気持ち良かったが、
10km以上続く河川敷は精神的にはキツイ。
見知らぬ土地だから観光気分でかなり救われた。
ちなみに、手前のTシャツは確か北海道マラソンの参加賞。
大阪マラソン、NAHAマラソンのTシャツもよく目に入った。
日本人かと思って近づくと、中国語の話し声が聞こえたり。
日本のマラソンを経験した台湾のランナーも多いのだろう。

川辺の飲食店のような場所の私設(たぶん)エイド。
ビール、コーヒーなど盛りだくさんだった。

河川敷を終えた後、35km地点から高速道路に。
高低差15メートルほどの上り坂。
もちろん駆け上がった。

高層ビルを眺めながら、しばし高速道路を走る。
今年1月の香港国際マラソンを思い出した。

スタートの「台北101」近くがゴールゲート。
ゴールに走り込むランナーを人々が出迎える。
スタート時には暗闇の中に立っていた「台北101」が、
昼の太陽に照らされていた。
◇ ◇
変化に富んでアップダウンが少なく走りやすかった。
前日は交通渋滞だった道路もランナーに解放されていた。
早朝スタートは、
交通など都市機能への影響を少なくするための工夫だろう。
運営面でもストレスはほとんど感じることはなく、
満足度の高い大会だった。
関係者の皆さん、ありがとうございました。
◇ ◇
ソウル国際と香港国際は日本人向けの募集窓口があり、
簡単にエントリーできた。
台北マラソンはそれが無く、
旅行会社のエントリー付きパックを利用した。
日本人向け募集窓口が出来れば、参加者はもっと増えると思う。