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12月1日(木)
病床から見える最後の一葉を自分の命と重ね合わせる老人。
その老人に生きる希望を持たせるために葉が落ちないように固定した少年。
うろ覚えだけれど、概ねこんなストーリーだったと記憶している。
中学生か高校生の頃、教科書をきっかけにして触れた作家オー・ヘンリーの「最後の一葉」。
紅葉がどんどん落ちていくお城の木々を見ていて、この短編小説をふと思い出した。
別に、この葉がお城全体の最後の一様ではないけれど、
あちこちの木にそれぞれの木、枝の最後の一葉が残っている。
その一葉一葉にもそれぞれの表情がある。
手に取って見ると、ちょっと愛しく思える。
でも、もう一週間もすれば最後の一葉も消えて、木々が裸になるだろう。
今日から師走。
今年も残り一カ月だ。

目覚めても布団からなかなか出られず走る時間が短くなった6.04km