北海道の中部、浦臼町の「うらうす友だちマラニック」。
人口約2000人の小さな町を舞台とする初の試み。
地元の農業後継者らが精一杯ランナーをもてなし、
ランナーたちは街の風景、おもてなし、交流を楽しんだ。
美味しいモノを食べながら、ゆっくり街を回るという、
マラニックらしい大会だったが、
一方では、階段、坂、砂利道、あぜ道など、
変化に富んだコースはまるでクロスカントリー。
予想外の厳しさだった。
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浦臼町は札幌と旭川の間にある。
当日は、札幌からシャトルバスで約1時間20分。
車内では手分けして風船づくり。
エイドの装飾に使うためで、
参加者と主催者の共同作業という位置づけ、とか。
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メーン会場は、運動公園近くのB&G海洋センター。
何に使う施設なのかは、よく分からない。
参加者数は分からないが、定員100人という規模だった。
タイムを集計しないし、順位もつけない。
レースではなくて、あくまでもピクニック。
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配られた手書きのコース案内図(A4サイズ)。
中央がスタート地点。
私の出場したロングはまず左の緑のコースを往復。
後半は右の赤色のコースを走る。
設定距離は約33kmの設定だが、
訳あって実際は37km走った。
ショートコースは右の赤色だけを走る。
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前半のコースは、のどかな農村風景が続いた。
幸いにも、最近の台風の被害は免れたよう。
稲が順調に育っていた。
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緩やかな上り坂。
レース序盤で多くのランナーが軽やかに駆け上がった。
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無舗装の農道にも足を踏み入れた。
舗装された平坦な道ばかりではない。
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後半に入って、しばらくすると、突然神社の階段。
「えーっ、(階段があるなんて)聞いてないよー」
と叫んでも無駄だった。
覚悟を決めて、上ったら、122段あった。
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上り切ったら、地面に「参拝」の指示。
指示通りにお参りして、右手に進む。
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神社を過ぎると、いかにも北海道らしい風景。
でも、景色に見とれていると足元が不安。
砂利交じりのでこぼこ道が続いた。
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転びやすくなっているだけに、神経を使って走った。
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一応は舗装された道にほっとするのもつかの間、上り坂。
写真では分かりにくいが、道は徐々に上がっている。
この先、左に折れて、山の上まで上っていく坂道だった。
事前に「結構、アップダウンがあります」とは聞いていなかった。
でも、自分のGPS時計で見たらコースの高低差は244m。
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坂を上れば、ご褒美があった。
山の上の牧場で希望者は乗馬体験ができた。
もちろん、ムンパパも楽しんだ。
ただし、乗馬場に行くためには基本コースを外れて、
3kmほど余計に走る必要があった。
これが、設定距離より実測が伸びた理由の一つ。
ついでながら、もう一つの理由は私が一時、
コースを間違えて余分に走ったためだ。
親切な地元のお母さんが車で連れ戻してくれて助かった。
ありがとうございました。
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乗馬体験を終えて、放牧場の間を駆け戻る。
実は、ここも坂道だった。
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山から下りると、畑の中のあぜ道まで走った。
本当にこの道でいいのか、と不安になり、
案内員の人に大声で尋ねた。
心配したのか、わざわざ見送りにまで来てくれた。
ありがとうございました。
 
◇     ◇
エイドでの食べすぎに注意しよう、とは思っていたが、
高低差、多様なサーフェイスは予想していなかった。
コース設定の面では、硬派だった。
いいトレーニングになったと思う。