北海道の洞爺湖マラソンに初めて出場した。
今年で42回目という歴史ある大会だけに、
地元恒例の行事として根付いている雰囲気だった。
フル約4600人という多数でもストレスなく参加できた。
スタート時の気温は17度だったそうだが、
空気は湿気が少なく清涼感たっぷり。
爽やかな風に包まれながら、湖畔の景色を楽しんだ。

洞爺湖に浮かぶ遊覧船と遠くに見える羊蹄山。
会場に到着すると、まるで絵葉書のような景色が迎えてくれた。

主会場、スタート地点は温泉街の中心地。
初めての人間には、場所がわかりにくいが、
写真右手のような赤いベストを着たスタッフが、
あちこちに立っていて親切に案内してくれた。

午前9時半スタート。
やや風があり、桜の花びらが舞っていた。

コースは湖一周と6kmほどのう回路。
左手に湖畔、右手に野原、農地、山というのが、
基本的なパターン。
ある意味では単調だが
、湖の景色は見る場所によって微妙に変化する。
ランドマークの羊蹄山もアクセントになる。

遮る木も無く、湖畔間近を走る区間も。
給水コップが散らばっているのは、ランナーの反省点。

風が強く、波しぶきが上がり、波音が響いた。

30km地点のエイドで出た名物のしそジュース。
サッパリした飲み心地でリフレッシュ。
もちろん、お代わりもいただきました。

同じく、名物のジオたまご。
温泉水でゆでた卵。
ちょっと小ぶりで、一口でペロリ。

5月中旬なのに桜の花とチューリップが楽しめる。
さすが、北海道。

2008年のサミットで有名になった、
あの高級ホテルが右手奥の山の上に見えた。
どんな建物なのかな~などと想像して気分転換。
残り10kmだ。

湖の向こうに温泉街が見え始めた。
もう少しだ。
自分に気合を入れる。

残り1kmは公園のような緑地を走る。
この1kmが長い。

遂にゴールイン。
都市部と違い沿道の応援も少なく、
比較的静かな42.195kmだった。
でも、洞爺湖の風土を体に感じることができた。
ストレスや不安も無く走ることが集中できたのは、
手慣れた運営があったからだろう。
関係者の皆さん、ありがとうございました。
ゴール後に温泉街での入浴券をもらったのに、
時間と体力の都合で見送ったのが残念だった。