今回のイスタンブール旅行では、5月1~4日の四日間、街ランを楽しんだ。
四回目の訪問で慣れた風景もあるけれど、やはり異国の新鮮さに満ちていた。
四日間延べ30kmのランニングで目に入った風景を振り返る。

イスタンブールから船で約一時間半の観光地、ビュユック島。
朝、豪邸の並ぶ別荘地(たぶん)を走っていると、地元のご同類とすれ違った。
どこにでも、”走る男”はいるものだ。

少し前に駆け降りてきた坂を今度は駆け上る。

さきほどとは別のご同類とすれ違う。
何となく笑顔を交わす。
地元では何をして働いている人だろうか?
こんな思いを巡らせるのも楽しい。
ビュユック唐は4月30日からの一泊二日だけ。
1日夕方にはイスタンブールに戻った。
◇ ◇

2日はちょっとなじみがあるイスタンブール街中ラン。
昔ながらの在来型商店街を人と車が行き交う。
そこに日本からのランニングオジサンも参戦し、かき分けながら進む。
迷惑だったかな?

この人ごみの中を掻き分けラン。
「この人何?」といぶかる視線を感じた。
突然、Tシャツ姿の東洋人が走り抜けるのだから、不思議に思うのは当然だろう。

坂のまち、イスタンブール。
旧市街地の狭い坂道を車がぐいぐい行き交う。
こちらは歩道を懸命に上る。

途中まで坂道、その後は階段という二段構え。
一生懸命駆け上がる。
当然、息も上がった。
それほど長い距離を走ったわけではないが、勾配トレーニングはかなりやった。

歴史の街を感じさせる街角。
高い壁は、今は展示施設となっている宮殿跡。

走っていると、突然こんな景色にも遭遇する。
古き時代に思いを巡らせたくなる。

ボスポラス海峡の岸辺を走れば、青く高い空と、青く力強い海が目に入る。
お熱いカップルのことは無視して、走りに集中。

歩道で寝ても安心、というのが常識になっているようだ。
慣れない異国のオジサンは足元注意で通り過ぎる。

しばし、日本からのオジサンランナーと公道上で追いかけっこをした。
異国の日常空間を走ることは、やはり面白い。
次はどこを走ろうか。