10月25日(日)
晴天で風は冷たい絶好のマラソン日和。
大阪は大阪マラソンで湧いた。
3万2000人の一人になって市内を走り抜けた。
昨年に続いて二度目の出場だった。
大阪って楽しいな、と改めて感じた。

スタート地点は大阪城公園の隣。
9時に号砲が鳴り響いた。
渋滞のためランナーは歩いてスタート地点を目指す。
スタート地点では、「走る男」が声を張り上げた。

NHKBS放送「ラン×スマ」の女子アシスタントとカメラマン。
どうやら、体験ルポのよう。
実はスタート地点でも近くにいた。
もしかしたら、テレビに映るかも、と淡い期待。

広い道路に一斉に駆け出すランナーたち。
大阪中心部が、ランナーたちの「解放区」になった。

何たって、見逃せないポイント。
道頓堀のグリコのランナーを横目に見ながら御堂筋をかける。

大阪のランドマーク、中之島の中央公会堂。
カメラを向けるランナーも多かった。

大通りの両側から黄色い声で地鳴りのような大声援。
しかも、ランナーを追いかけるように「大声援」が移動。
何事か、と周囲を見れば、テレビのクルー。
実は、ジャニーズ系アイドルのマラソン体験をルポ中。
アイドルは女子二人の間にいた。
軽く追い抜いて、オヤジの威厳を見せつけた(笑)。
◇ ◇
前半は、心斎橋、淀屋橋などビジネス街、繁華街。
日曜日のビジネス街らしい落ち着いた雰囲気があった。
でも、難波を過ぎ、南に向かうにつれ、
あけっぴろげな庶民の街に様相が一変。
沿道からあけすけな声が飛び、
飴、チョコ、ぶっかけ水など思い思いの「おもてなし」も。
お祭りのような雰囲気が濃くなった。

磨いた芸でランナーを激励する浪速っ子。

オカンたちも負けてはいない。
沿道劇場は多種多様。
特に印象に残ったのは、四人の少女たち(たぶん小学生)。
先生に連れられるわけでもなく、自分たちで一生懸命ダンス。
その姿を見て、思わず手を振っていた。
32.5km地点には地元商店街が趣向を凝らした「まいどエイド」。

まずは、ごぼうの漬物。

続いて、どら焼き(三笠山?)。

冷しパイナップル(パイナップルの缶詰?)。

大阪ならでは、たこ焼き。

名前は不確か(「あまちゃ〇〇」)だけど、丸い餅菓子。

お団子が数種類。
駄菓子、B級スイーツともいえるおもてなし。
子供の頃の駄菓子屋さんのような感覚で楽しい。
そして、「おやつ」を出してくれる商人さんたちが、
何とも明るく、愉快で、やり取りが楽しかった。
◇ ◇

沿道の人も仮装し、旗を振り、声を枯らす。
見知らぬ人々なのに親近感を覚えた。

ゴールは、大阪湾の人工島、南港。
さすがマンモス大会だけあって、ゴールも混雑。
◇ ◇
一週間前の宮古島に続き、
二週連続でフルマラソンを完走できた。
ちょっぴり自分に自信を持てた。