マラニック参加の礼状が来たことは既に紹介した。
その差出人、平泉寺白山亭は片道の部の出発点。
そして、103km(往復)の部の折り返し点だった。
そして、その平泉寺地区は私の前泊地だった。

勝山市のパンフレットでは、
「国史跡 白山平泉寺」と紹介されている。
今から約1400年前の717年に、
越前の僧、泰澄によって開かれたという。
境内には歴史を感じさせる杉木立や苔があふれている。
標高約300㍍の山里に、
いくつもの寺院、史跡、住宅が集まる。

白山亭は、山里のゲストハウスのような場所。
喫茶であり、食堂であり、土産物店でもあった。
今回は大会実行委員会の企画した前泊の窓口であり、
ランナーの受付所、食堂、前夜祭会場となった。
昨年まで52km参加者は周辺の宿を探すか、
東尋坊から早朝バスで移動する必要があった。
今回は実行委員会が平泉寺の宿坊と組んで、
オリジナルの前泊ツアーを企画した。
雑魚寝だが夕食、朝食、前夜祭、入浴込み8500円。
前日はまず白山亭で受付。
その後、宿坊に荷物を置き、バスで日帰り温泉に。
その後は、夕食までの時間を使って平泉寺を散策。

まず、目に付いたのが「東尋坊跡」。
東尋坊は三国の海岸にある名所なのに、
何故か山里に「跡」がある。
景勝地の「東尋坊」は、
平安時代に東尋坊という憎まれ者が突き落とされて名が付いた。
その僧は元々、平泉寺にいた。
その住居跡がここだと伝えられている。

弁慶の足跡?もあった。
兄、源頼朝に追われた義経と弁慶が、
平泉寺に立ち寄った際に残ったといわれる。
この足跡を踏めば、足が速くなるとの言い伝えがあるそうだ。
そこで、さっそく両足で踏んだけれど……
◇ ◇
夕食は白山亭で。

ふきのとう、きゃらぶき、ぜんまい……
山里らしいメニューのビュッフェ形式。

山菜がたっぷり。

あれもこれもと手に取るうちに、お皿は山盛り状態に。
でも、いかにも体にいい感じ。
全部食べても、お腹がもたれることもなかった。

古代米も美味しかった。
◇ ◇

食後には、白山亭の隣で前夜祭。
庭にベンチを並べただけの客席に座って、
間近でイベントを楽しんだ。
まずは、郷土芸能の「銭太鼓」演奏。
見事な演奏であり、そして時々、笑いも取る芸達者ぶり。

続いて、隣町の和太鼓演奏チーム。
赤いTシャツ姿が格好いい。

パコーンという独自の紙製楽器。
彼らだけが演奏しているそうだ。
地元の人々も集まって楽しんだ約1時間。
私は、隣に座った地元のお母さんとも色々話した。
観客は総勢50人にも満たなかったかもしれないが、
素朴でフレンドリーな雰囲気だった。
◇ ◇

一夜明けて、マラニック当日。
朝ご飯は、やはり白山亭のビュッフェ。
これまた、しっかりいただきました。
おいしかったです。
ご馳走様でした。